クソ野郎ではない普通の将棋

普通の将棋もたまに載せよう。

下図は、向こうのほうから意欲的な指し方で攻めてこられ、現在向こうの手番。



ここで、相手は悪手を指してきた。


85飛である。これはもう、指された瞬間に悪い手だと思った。次の一手が気持ち良すぎるからである。

有段者には当たり前の一手だと思う。


77桂馬。

取られそうな角にヒモをつけながら、働いてなかった89の桂馬を活用しながら、飛車取りである。

もし、65飛車、同桂となれば、53の地点に効いてくるので、ヒャッホーウである。


ま、こちらの陣形もスカスカで、79飛車と打たれ、48玉となると、28の飛車が働かなくなるので、そこまでヒャッホーウではないか。


でも、とにかくこうするところなのである。


さて、対して向こうほ86に飛車を逃げた。






次の一手は、もうこれしかない。これも有段者には当たり前の一手。



飛車という駒と角という駒は、基本的に、チマチマ動きたくないのである。後手はチマチマ動きまくっている。

対してこちらは、桂馬を気持ち良くはね、角を75という気持ち良い場所に活用(53に効いてるほうが33の銀に効いてるより、成れる分だけ良い)できた。


いわゆる、こちらだけ指してる感覚である。


以下、大差で勝つことができた。

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