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お金を支払うときに「ありがとう」とこちらから言う
以前、とあるファーストフード店の行列に並んでいると、ずいぶんと偉そうな態度で、店員に接している男性がいた。
自分のオーダーがなかなか出てこないのに、あとから来店したコーヒー1つのお客様のほうが早く商品を受け取ったことに、腹を立てているようだった。
最終的には「こっちは金を払ってんだぞ!」という捨て台詞を吐いて、出ていった。
このようにお店のスタッフに対して、大きな態度を取る人はきっと
お金を出しているひと>お金を受け取るひと
という構図が頭の中にあるのだとおもう。
「お金を払う側、受け取る側、どちらが偉いのか?」
ぼくの答えはこうだ。
お金というのは価値交換の媒体であり、それを使う人、受け取る人の間においてはどちらが偉いとか、偉くない、もしくは上とか下という概念はない。
自分がほしいものがある。でも自分では作れない。だったら、作れるひとに作ってもらって、お金を出して価値交換をすればよいというわけだ。
「あ〜ハンバーガー食べたいな。でも自分で一からつくるとなると・・・・小麦粉をこねてパンを焼いて・・・肉を買ってきて、パティを焼いて・・・そんな面倒なことしてられないなあ〜。ぼくはとにかく今、ハンバーガーが食べたい!」
そういうときに、マクドナルドに行けば、数百円でハンバーガーをすぐに食べることができる。
つまり、ぼくはお金とハンバーガーの価値交換しているのだ。
この「価値交換」という概念をもっていれば、
お金を出しているひと>お金を受け取るひと
という考えにはならないはずだ。
でも、多くの人は無意識のうちに「お金を出しているひと>お金を受け取るひと」となっている。
その証拠に、今度買い物をしているとき、耳をすませてほしい。
レジでお金を支払い、商品を受けとったあと、「ありがとうございました」と言っている人がいるかどうかを。
たぶん、想定している以上に「ありがとうございました」という人はすくない。
そういえば、前澤友作社長が以前こんなつぶやきをしていたな、、、。
ぼくも、これを読んでから、感謝の言葉を伝えるように心がけている。
金を払う側が素敵なのではない。金で買える商品やサービスを生み出す側が素敵なんだ。働いてる人はみんなどこかで商品やサービスを生み出している生産者だ。みんながみんな誰かのために何かを作ってるんだ。だから、誰かが作ってくれたものを買う時は感謝しながら金を払わないとね。個人的な考え。
— 前澤友作 (@yousuck2020) October 8, 2018