俳句 恋猫のあくび 8句 8 薄楽俊 2022年11月17日 15:37 恋猫のあくび山萩の目に残りてや旅の宿十六夜や義勇兵死すウクライナ仁左衛門似合うジーンズ秋逢瀬あきおうせ故ゆえあって猫の立ち寄る菊の庭蓑虫やいろいろあって宙ぶらりん貫乳かんにゅうの青磁に寂し冬に入る妻のいぬ土曜のラジオ初しぐれ恋猫のあくびや苔のむすぶまでひとり連句(3)とリンクしています。●「旅の宿」・・・吉田拓郎、引退しましたね。 ♫浴衣の君はすすきのかんざぁし♫ よかったなぁ。● 義勇兵・・・20代の日本の青年でした。● 仁左衛門・・・文春11月10日号のスクープでしたね。78才であのスタイル。文春によれば、仁左衛門は「噛む癖」があり、お相手の41才はその「噛み跡」を「愛の証」として消えるのを嘆くそうです。近松心中ものと地 続きの日常がこの逢瀬にはあるような・・・やや危うし15代目。● 菊の庭・・・知り合いの俳人の家の庭。● 蓑虫・・・秋の季語。ヒロシです。蓑虫とか案山子とかみかけるとつい話し かけてみたくなるとです。● 貫乳・・・陶磁器の釉薬うわぐすりの部分にできる細かいひび模様。● 妻のいぬ・・・出ていったわけじゃありません。念のため。● 恋猫・・・春の季語。早春の発情期の猫です。「苔のむすまで」は「君が代」の一節。猫が恋にうつつをぬかせる平和がずっと続きますように。 #俳句連作 ダウンロード copy #猫 #俳句 #自由詩 #平和 #ウクライナ #文芸 #吉田拓郎 #俳句連作 #仁左衛門 #ひとり連句 8 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート