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体感の大事さ
今回バリ島で何軒かホテルに滞在した
ホテルを選ぶ時、どうしているだろうか?
今はネットで旅行サイトやインスタなどの画像で決めることが多いだろう。
自分が写真の仕事をしてるから、特にそのことも感じるのだが
綺麗な風景写真など見ても、ここに行ってみたいというきっかけは与えられるが
その後、実際お金も使い時間も使い そこまで心動かされていく人はどれだけいるのだろうか?
また、本当かどうか?わからない口コミも見て信じて判断して決めている自分がいる
年寄りと言われるかもしれないが
ネットのない時代は 私は自分と違う生活してる人に会うと
必ず聞いていた質問がある
「もう一度死ぬまでに、行ってみたいと思うとこはどこ?」
と
よく聞いていた
その度に自分で本などを使って調べまくっていた
特に世界地図は必須だった
必要な時は国際電話で宿も予約した
経験という大事な時間
これを選択するとき
ちゃんと自分が知ってる人から 直接聞くのが当たり前の自分だった
今は確実にネットやsns情報に頼っている
子供がまだ小学低学年の頃、初めてバリ島のアマンダリンに滞在した
その後この系列のアマングループ他も滞在したが、アマンダリンは特別だった
この高級なホテルに家族と?思うかもしれないが、それはこの目標のためにどれだけ仕事して貯金してその経験に全部を使ってきたからだ。
塾の講師や、子供が寝た後家でできる内職 1円もしないものを手仕事で膨大な量作ったりとにかく小さな子がいてもできることをして、やっと貯めたお金だった
若かったので安い給料で 市営住宅に住みながらこんな選択肢を選んできたのだ
そう、アマンリゾートの中でも アマンダリ、アマンワナは違った
まずアマンダリンで経験したのは
人を人として丁寧に扱ってくれたこと
例えば、チェックインの時にはすでにみんなの名前を覚えてくれて優しく丁寧に
ゆっくりなトーンで 名前を呼んでくれていた
この時自分が人。。。人間として 大事に扱われていることを感じた
そしてプールに入ると上がって横たわると、そっと水のボトルを横に置いてくれた
外出から帰ると スタッフが連絡しあってるのか?部屋までの道のりの電気は付き、部屋に入りすぐシャワーすると バスローブが温まっていた
この時!あ、静かに見守っているのを感じた
レセプションや食事でスタッフと話すときも
すごくゆっくり 丁寧に 声のトーンを下げて
英語もわかりやすくゆっくり話してくれ
柔らかな趣で対応してくれていた
そして初めから最後まで常に
家族みんな一人ずつファーストネームで呼んでくれた
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なぜこんなことを思い出したかのように書くかというと
今回数カ所のホテルに滞在して、そんなコスパが合わないところもあった。
1泊3000円くらいのとこで 寝る部屋とシャワーと提供してくれるとこは 初めから割り切ってるからそんなホスピタリティーは望んでない
あるホテルではまるでアマンダリンでこの人はかつて働いていたのか?と思えるような
静かな趣でゆっくり声を静かに
丁寧に説明をしてくれる宿の人に出会えた
その時このアマンダリンの体験を思い出したのだ
かといえば反対に同じ金額でも
全く宿の説明や案内もなく、お願いしたことも守られず
スタッフ全般がそっけなく、笑顔もないとこだった
あげくの果て最後に支払いの時、ものすごく適当につけてあった
ホテルで普通お金を使うと、サインをしていくがここはそれがなく
平気なのかな?と思っていたが 案の定会計の時 そのルーズさが出ていた
やはり人材教育っていかに大事か?
それを痛感した
そしてオーナーの考え方で箱物が 見た目綺麗な箱物でも
記憶に残る宿か?どうかは全てこのオーナーの指針にかかっている
表面的なものではなく、
ステイする人の気持ちや 心地よさ 距離感
声のトーンまでその心地よさを
設備がそんなに整っていなくても、スタッフの対応が人として良いところは
またリピートしたくなる
それは日本の宿でも同じだ
今は箱物だけにお金をかけて見栄えをよくして
何を大事に宿を作り上げていくか?をないがしろにしてるところが多いと感じる
snsなどでそのホテルを写真撮りアップすると そのホテルからメッセージが来る
自分のところのホテルのタグを入れてくれと。。。
笑えた!
それは私が決めることで、あなたに言われることではないと!
お店や宿のホームページに使う撮影を仕事にもしてる自分にとって、自分の中で写真マジックという言葉が勝手に浮かんできた。
snsやhpに出てる 映像は嘘ではない
ただ 撮影者がどう切り取って見せるかで 嘘ではないが ものすごく惹かれるものもできるのだ。
それは経営者はいかにお客さんに来てもらいたいか?映像で訴えることを望む
こちらは仕事だから、きちんとやるが
実は全体像や そこに撮影だけではなく自分も体験して食事したり 宿泊したり 接客されたりしてると
使用された惹かれる写真に見合った店舗 そうではないところ 実はあるのだ
だから私はあえて商業写真としてだけで 写真の仕事はしないようにしてる。
オーナーの考えや 人がら 全体を見て こちも仕事を選ばせてもらってる
本業で写真家していても、まざまざとその映像効果で やられたーーーと経験を何度もした。
今度から特に リゾートで大切な時間ステイするホテルは 直接オーナーに ホテルの理念を聞いて決めることにしよう
そんな経験を思い出させてくれた 今回の バリ島 いくつも巡ったホテルでした