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吉祥寺で昼飲み

朝、起きたら「吉祥寺」の文字が目に浮かぶ。行けといわれている気がする。こういうときは従うが吉。ちょうどしめ切りふたつ終えて、しばしの解放期間なのだ。 

着いて軽くぶらぶら。
なんとなく昼焼肉したくなって、『李朝園』へ。ラビリンス系大箱「町焼肉」の名店、健在でうれしい。増築を繰り返したかのような造りでとにかく広いのだ。ビルのワンフロア、すべてがお店。もう17年前ぐらいに取材で訪ねた。漫画家さんたちが通う焼肉店、なんて特集だったが誰が推してたかもう思い出せない。

店内の雰囲気は昭和60年ぐらいで止まってる感じで、小さい頃に戻ったような気持ちになる。店は古いけど、トイレが最新型に取り替えられているのもポイント高。こういう点、あまり一般記事には書き込めない。私的には必ず知りたいポイントだったりもする。ロースとタンで生ビール一杯、ナムルの盛りがよくてうれしくなる。胃もたれが怖くて、やっぱりカルビは頼めなかった。「カルビ1枚トッピング」サービスとかあればいいのにな。ごちそうさまでした。


吉祥寺に来たら必ず寄る、書店の『ルーエ』さんへ。やっぱりここのブックセレクト、いいんだよなあ。買い逃していた『クロワッサン』の「はじめての介護」特集がまだ棚にあってありがたい。読むのが怖い気もあるが、きちんと知っておかなければ。気になる新刊もたくさん見つかってうれしい。

しっかし寒いなあ!
背が縮みそうなぐらいの冷たい風。なんだけども、もうちょっと吉祥寺で飲みたい。足が公園脇の『いせや』へ向く。最後に来たのは廃藩置県のすぐ後ぐらいだったか……ともかく超絶久しぶり。ここのシューマイが食べたかったんだ。はじめて食べるひなどり串もすごくいい。

相変わらずの人気で、昼飲みを楽しむ人がわんさか。年齢層は高め、それゆえのおだやかな賑やかさがまたよかった。井の頭公園の緑を前にホッピー1杯を飲みながら、企画に関わった本の発売イベントのことなどを考える。

いい休息になった。駅の1階にある『サロン アダム エ ロペ』でテテリアの紅茶を買って帰る。

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