結婚に全く興味がなかった私が、結婚した理由 vol.2
vol.1はこちらから。
30代にして「遠距離恋愛」なるものがスタートしました。
どれくらいのペースで会っていたのか?
前回の記事のとおり、私の家(東京)から夫の転勤先まではドアドアで約5時間……交通費も馬鹿になりません。
とは言ってもそれなりに社会人をやってきているので交通費はなんとかなるのですが、毎週行くわけにもいかないし、仕事もあるし、有給はあっても休むのにも限度があるし、体力も……
ということで、私は月1~2回ペース(2~3週間をあけて)で通っていました。
祝日があればめちゃくちゃに早いタイミングで有給を調整して取得して、定時で帰宅。
仕事が終わらない時は、新幹線のなかで酔いながら仕事したこともあります。(お酒ではなくただの乗り物酔いです)
転勤したてほやほやの頃は彼側も結構東京出張が多かったので、もう少し会っていたかもしれません。
大切にしていたこと
お互いが都内にいた時は、基本的には「会いたい」と思えば当たり前のようにすぐに会えました。
でも遠距離だとそんな簡単じゃない。
そんななか私たち(私?)が大切にしていたことは、今まで以上に仕事と趣味にめちゃくちゃに打ち込むこと。
会えないのは悲しいし寂しいし、仕事で失敗した時や人間関係が上手くいかない時はそばにいてほしいなと思うこともありました。
(いつか書くかもしれませんが、コロナ下×職場の人間関係×仕事量に押し潰されて、メンタルがやられかけたりも…)
でも、今この瞬間「寂しい」というマイナスな気持ちで感情を支配されてしまうより、仕事に力を入れたり、何かを身につけたり楽しんだりしないと遠距離している意味ないなと。
何のために遠距離しているのかって、私は東京でやりたいことが沢山あるからじゃん、と。
ということで、仕事には今まで以上に力を入れ、趣味のヨガにこれでもかというほど打ち込み、ライブに全力で通い、読書に励み、お勉強をし……で、兎にも角にも仕事以外の時間も“何か自分のためになることを!”でめちゃくちゃに予定を詰め込んでいました。
(なかでもヨガは打ち込みすぎて、何度もインストラクターの勧誘を受けました笑)
気になる?遠距離恋愛中のコミュニケーションの取り方と頻度
大きくわけて3つです。
LINEで「おはよう」と「おやすみ」+α
残業帰りの電話
オンラインゲームしながらボイチャ
1は何の捻りもないですが「おはよう」「おやすみ」は必ず言おうねーと話をしました。
2については、残業帰りに力を出し切った後はどうしてもエネルギーが必要…ということで、駅から家までの時間LINE通話でお喋り。(テレワの日もあるので、週に数回)
3はどうなんでしょうね?お互い撃ち合うゲームが好きだったので、ボイチャしながら一緒に遊んでました。(こちらも週に数回)
3については、私たちの場合「FPS/TPS(オンラインゲーム)」でしたが、ゲームじゃなくても良いと思います。
お酒が好きなのであればオンラインで一緒に飲み会をすれば良いし。
オンラインで一緒に映画鑑賞するとかでも良いし。
離れていても、同じタイミングで一緒に楽しめる“何か”があると、寂しさは紛れていくんじゃないかな。
そんなこんなで…
遠距離恋愛開始から1年とちょっとしたタイミングで彼が正式にプロポーズをしてくれ、結婚することとなりました。
私はまだもう少し先かなと思っていたので、驚きでした。
プロポーズについてはサプライズの連続で、一生忘れられない思い出になりました。
1週間くらいは涙腺ガバガバで、何度も思い出し泣きをしていました。
親戚中が大騒ぎ
結婚承諾後、家族に報告するわけですが……家族はまさか私が結婚すると思っていなかったらしく、親戚中に一斉に広まりました。
「結婚はしないよ」「仕事と趣味に生きるから」と散々言っていたくせに「プロポーズされた。結婚するわ!」て、そりゃ驚かない方がおかしい。
でも、家族も親戚もとても喜んでくれました。
そこからは結婚準備に向けてあれやこれやで大忙し。
私は都内に家族がいますが、夫は転勤先とはまた別の場所が実家で、どのような手法で顔合わせをおこなうか?挨拶は?結納やるのやらないの?結婚式やるのやらないの?指輪は絶対このブランド!などなど…
タスク管理をして実行していくことは好きなので、忙しくも楽しい期間ではありました。
(需要があるか否かはわかりませんが、いつか記事にしてみよう。)
2022年冬、婚姻届提出
私のつよーーーい要望(夫の実家サイドに合わせたくない、夫の転勤先に提出したくない)もあり、私が住まれ育った地区にて婚姻届を提出。
おしゃれにディナー行く……?かと思いきやその日はちょっと疲れもあったので、まさかのにしむらゆうじさんカフェでまったり(夫婦共ににしむらゆうじさんファン)
翌日は、新宿 中村屋 Grannaさんで乾杯しました。
夫、帰宅
無事婚姻届も出し、夫は転勤先の自宅へと帰っていきます。
そこから新婚ほやほや感は一切なく、今もなお別居婚が続いています。
寂しいことも苦しいこともあるけれど、やっぱりたまに会えた時の喜びはとんでもないし、お互いの時間も保てる。
何より、離れているからこそお互いの大切さに改めて気がつくことができたのじゃないかなあと私は思います。
おわりに
結婚願望はなかったけれど、離れて生活することで自分はほんの少し変わることができたし、vol.1で述べていたデメリットに勝る「繋がり」が得られる。
そう感じられたので、結婚を決めました。
ちなみに、私が結婚にあたって一番嫌だったのは、私が苗字を変えなければならなくなったこと。
社内外問わず「◯◯(苗字)ちゃん」で親しまれていたし、広報としてメディアに出させていただく際も旧姓だったので、なんだかしょんぼり…
仕事は旧姓で続けているけれど、なんだかね…
婚姻届提出前の1〜2週間は、戸籍謄本を見て涙を流したりしていました。
あーここから私の名前はなくなるんだなって。
なんで私が苗字変えなきゃならないの?結婚やめよっかなって。
「苗字が変わっても、はくまい(名前)はずっとはくまい(名前)だよ。大丈夫だよ。」
そんな大切な友人の言葉に励まされたりもし、無事婚姻届を提出できました。
今後は、結婚するまでの段取り・当時思ったことまとめを少しずつ書いていきたいなと思います。
ではまた。
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