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出し惜しみをしない

私は、自分自身にも社員にも出し惜しみをしない、ということを求めています。どんな場合であっても、100%やり切ったのであれば、結果に関わらず納得ができるものだと思うからです。

日々、会社を見ていると、まだまだやれるのではないかと思うこともあります。場合によっては、30%~50%くらい、もっと力を持っているのではないかと感じることもあります。

私たちは、自分たちだけで仕事をしているわけではありません。とりわけ大切なのはお客様です。お客様には失礼があってはいけませんから、だれしも遠慮をするでしょう。それは当然のことなのですが、私からすると物足りなさを感じることもあります。

私たちは、無から有を生み出すことを使命としています。まだ世にないものを生み出すわけですから、私たちが作ろうとしている価値は、お客様にはまだ知られていません。

もちろん、カタログ、パンフレット、ホームページ、また出張しての面談など、様々な手段を用意して、それらを伝える努力はしています。それでも、商品サンプルを並べてお客様に選んでもらうような商談の仕方では、新しい価値を生み出すという、私たちの使命を果たしたとは言えないのではないかと思います。

だから、さらに一歩、踏み込むべきだと思っています。
お客様がまだ気づいていない、心の底で本当に欲しいと願っているものを、私たちは提供しようと努めるべきです。

そのためには、遠慮したり、出し惜しみをしてはいけないのです。


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