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箔を愛してくれる人が、広がっている
ここ数か月の中で、金沢箔の大きな広がりを感じることがありました。
一つは、吉本英樹氏との取り組みです。
吉本氏は気鋭の現代アーティストであり、工学とアートの二つのフィールドを行き来する気鋭のクリエイターです。今回のプロジェクトは、金沢箔と先端工学を融合させて、光と箔の新しい表現を生み出すというチャレンジでした。完成したアート作品は、箔の新しい可能性を感じさせるものとなりました。大変に期待をしています。
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また、海外からのお客様もありました。世界的な料理人である、アラン・デュカス氏が当社の器に関心を持たれ、レストランでの使用を検討するということで来社されました。金沢箔の器が、パリやニューヨークでの人気レストランで用いられるということは、地域文化の振興という意味でも、取り組みがいのある仕事です。
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さらに、先日は大阪の展示会に出展しました。ここでは建材部門として出展し、関西エリアの建築家やデザイナーなど、多くの方々と意見交換をする機会を得ました。
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お話をした皆さんに共通しているのは、箔の美しさや、その可能性についてとても高く評価をされているということです。
私たちは、日々金沢箔の魅力を伝えるために努力をしています。
しかしながら、そうした毎日の中で見えなくなってくるものもあります。金沢箔が、私たちにとって日常すぎるのです。
そうしたとき、先端アートの分野や世界的なシェフ、また建築デザインの最先端にいるような方から、金沢箔の可能性について話を聞くことができることは、大変に刺激になり、また勇気をもらえるものです。
先人が紡いできた伝統に感謝しながら、もっとその魅力を広げていかなければと、また決意を新たにしています。