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発言すること

私は、海外で暮らしたていたこともあり、「発言すること」を大切に思っています。

海外では、日本人のような以心伝心・暗黙の了解・空気を読むといったことが通じません。そこには多種多様な人種が集まっており「わかってもらえない」ことが大前提にあります。だから、自分を知ってもらい、また他人を理解しようと思えば、必ず主張をぶつけあいます。

箔一は、発言できる会社です。空気を読める人よりも、自分の考えをはっきりと言える人を歓迎します。たとえ新入社員であっても、良いアイデアや問題点に気づけば発言でき、周りもそれを真摯に聞く。そうした文化は私たちの財産だと思っています。

ただし、全体としてそうであっても、部署ごとに見れば人間関係によって発言しにくい雰囲気が生まれることもあるかもしれません。経営者として会社を見るときに、ものを言いにくい空気が漂っていないか、とても気を付けて見ています。

また、こうした企業文化を定着させるために、制度として下支えも行っています。私たちは最新の人事評価制度を導入しています。これは納得感があり、客観的で、仕事への取組みや成果に対してフェアな評価を行えるものです。そして、この制度の大きな特徴が、「話をする」ということです。

上司と部下が定期的に話をし、目標を決め、成果について共有する。その話し合いのプロセスは記録に残され、客観的にチェックができます。ともに話をして決めた目標だからこそ納得ができるし、それが日々の仕事の基本にあれば、いつでも話し合いができる関係性が生まれます。

空気を読んで発言を遠慮することなく、積極的に意見を交わし常に改善をする。そういった企業文化を守ることが大事なことだと考えています。

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