元気な石川を取り戻すために
令和6年能登半島地震において、亡くなられた方に哀悼の意を表するとともに、被災された方々に心よりお見舞いを申し上げます。
当社では地震発生後、すぐに約250名強の従業員の安否確認を行いました。翌日の1月2日には動けるメンバーが集まってくれて、施設・設備の点検、また社内の清掃や安全確認を行いました。多数の壊れた製品は生産部署に引き上げ、製品の交換を実施しました。おおむね1日がかりですべて片付け、店舗は1月3日から通常営業を始めました。5つの工房も稼働できる状態を確認して4日からの生産体制を整えてくれました。
この数日間にも、多くの人からお声がけをいただき、情報交換をいたしました。顔を合わせるたび「大変でしたね、大丈夫ですか」と声を掛けあってきましたが、被害の全容が明らかになるにつれ、想像を絶する状況に言葉を失うこともしばしばありました。
亡くなられた方の事、そのご家族の事、家を失った方、今も避難生活を強いられている方の事を思うと心が痛みます。能登は、石川県のすべての人にとって親しみ深い場所であり、また仕入先や外注先も多数あり、さらには個人的にも多くの知り合いがいます。
通り一遍の安直な言葉では言い表せない感情があります。
それでも私たちは、いまは金沢が元気な姿を見せるべきだと思っています。
被害の少なかった金沢以南にも、心が沈んでいる人もいらっしゃるでしょう。また、自粛といった形で、周囲に気を使っている方も多いかと思います。
私たちは、無理をしてでも元気でいたいと思っていますし、元気でいる姿を見せるべきだと考えています。お店でも、いつも通り笑顔でお客様をお迎えしたいと思っています。それが石川県全体の、より早い復興につながると信じるからです。
皆様もぜひ金沢、石川にお越しください。