売り場で世界観を表現する
このGW含め春以降人が動き始め、お得意先様からの注文も増えてきました。
私たちは直営店のほかに、全国の小売店様にも商品を卸しています。最近の大きな傾向としては、商品の一つひとつはもとより、ブランドの物語や世界観といった、より形のないものを求められるようになってきているように思います。
その典型的な表れとして、何をいくつという発注ではなく、棚を丸ごとお任せいただき、そこに世界観を作っていくような依頼をいただくことが増えています。
私たちとしても、これは大変ありがたいことです。
箔一は金沢箔という明確な軸を持ち、加賀藩からの伝統を受け継ぎながら、現代の暮らしに合わせた商品提案というコンセプトを持っています。こういった世界観は、一つの商品だけよりも、ある程度のスペースで展開したほうが良く表現できます。また、我々の商品ランナップは、金沢箔業界では圧倒的な数となっていますので、強みを存分に生かせるという意味でも歓迎すべきことでしょう。
金沢箔は、日本らしい美意識を表現したものとして世界にも誇れる文化です。空港や駅といったターミナルに売り場を持つことは、日本の良さを世界にプレゼンテーションしていくことにもつながると思っています。
そうした意義も感じながら、日々、よりよい売り場づくりに知恵を絞っています。
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