誰でも使える！「CVを高める10の手口」チラッと大公開＜ことばのUXラボ＞

こんにちは！博報堂プロダクツ コピーライターの高谷です。
 
私たちは「UXライティング」の研究として、さまざまな企業・サービスのWEBコンテンツをチェック。「これいいよね」「気になるよね」という事例を持ち寄って、日々議論を重ねています。
 
「ことばのUXラボ」第2回目では、一年間の事例収集の中で発見した「誰でも使える！CVを高める10の手口」を、まずはイントロダクション的にご紹介します！

ちなみに、UXライティングのネタの宝庫とは？

あくまで個人的な感想ですが、
・SaaS系企業のWEBサイト
・サブスクサービスのファーストビュー
・ファッション系や健康系のECサイト
・メガテック企業の会員登録ページ
などはUXライティングのネタの宝庫だと思います。

購入や問い合わせ、会員登録へとスムーズに誘引する「ボタンコピー」。
ユーザーの不安を払拭したり、モチベーションを高める「クリックトリガー」などなど。
 
デジタルコンテンツ1本で顧客を獲得するための、さまざまな“言葉の武器”が散りばめられています。ぜひ、チェックしてみてください！

誰でも使える！「CVを高める10の手口」

先ほどご紹介したジャンルをはじめ、多種多様なコンテンツを「UXライティング視点」で研究していく中で、実戦で使えそうなメソッドを誰でも使える！「CVを高める10の手口」として定義しました。
 
それぞれをネーミング化＆ショルダーコピーを付けているあたりが、コピーライターという職業柄でしょうか。
 
手口①「あとひと息」でハードルを下げる。「イマココ提示」
今どの段階で、ゴールまでにどれくらいかかるのか提示することで、離脱を防ぎます。また登録作業を小分けにすることで、ユーザーに達成感を与えます。

手口② 一歩手前の行動で選択を促す。「匂わせアクション」
「購入・会員登録」などの直接的な表現ではなく、行動を匂わせるような間接的な表現で、選択のハードルを下げます。

手口③サブターゲットもすくい上げる。「ウェルカムその他」
サブターゲットも対象に含めるようなワーディングで対象者を拡大します。

 
手口④ 手間いらず！登録いらず！インストールいらず！「いらずの法則」
インストールや会員登録など、クリックの障壁となるものを取り除くことで、ハードルを下げます。

手口⑤ 不安を先回りして安心を提示。「先回り約束」
ユーザーが懸念している次の行動や期限を具体的に約束することで、選択のハードルを下げます。

手口⑥ 4つのキラーワードで気分をそそる！「期・限・今・得」
「期間・限定・今すぐ・お得」の4つのキラーワードで、選択のモチベーションをアップさせます。

 
手口⑦ 丁寧なボタンコピーで最短ルートで行動誘引！「ここ読めボタン」
リンク先にどういう情報があるか丁寧に書くことで、最短でクリックへと誘引します。

 
手口⑧ 常套句に心を揺さぶるメリットをプラス！「やる気トリガー」
常套句に心を揺さぶるメリットをプラスすることでクリックモチベーションを高めます。

 
手口⑨ 登録・視聴時間を具体的に！「3倍数の法則」
登録・視聴時間を明確にすることで、簡単にできることを印象づけ、選択のハードルを下げます。

 
手口⑩ 対抗軸を作って選択へと誘引！「悪魔の選択肢」
「対比」や「松竹梅」の選択肢構造を用いて、本命への選択を誘引します。

では詳細！・・・といきたいところですが、諸事情により、今回はここまでとさせていただきます。（もったいぶってすみません！） 次回から、それぞれの手口を詳しくご紹介していきます。どうぞお楽しみに！