ディレクターからプラナーへ。アイスタで歩んできたキャリア【アイスタお仕事File Vol.5 ディレクター/プラナー】
こんにちは、博報堂アイ・スタジオ(アイスタ)です。
これまで、ディレクター、デザイナー、エンジニアのインタビューや寄稿を紹介させていただきましたが
今回は現在広告コミュニケーションの企画業務を担う「プラナー」として活躍する社員、川﨑のインタビューです。
川﨑は新卒で総合職として入社し、「ディレクター」を経験してから「プラナー」に職種転向している社内でもちょっと珍しいキャリアの持ち主なんです。
このnoteでは川﨑視点での「ディレクター」の仕事と、現在の「プラナー」の仕事についてご紹介。
アイスタで描くキャリアの参考になれば幸いです!
<プロフィール>
川﨑(かわさき)
2014年新卒で入社。ディレクターとしてディーラーの商談システム運用、オウンドメディアコンテンツの企画・運用、Webプロモーションキャンペーンなどを担当。2017年よりプラナーに転向し、コミュニケーション戦略設計やコンテンツプランニングなどを行う。
▶ディレクター時代
‐新卒で入社して最初は「ディレクター」を経験されていたとのことですが、ディレクター時代の業務内容を教えてください。
川﨑:ディレクターを一言でいうなら、プロジェクトを前に進める人です。直接手を動かして何かをつくることはしませんが、デザイナーやエンジニアがつくるために必要な要素を洗い出し、日程を調整し、先を読みながら進行を管理するのが仕事です。チームで分担して仕事をするアイスタでは欠かせない人です。ディレクターがアウトプットのクオリティを左右すると言っても過言ではありません。
‐ディレクターをするうえで意識していたことや、求められるスキルはなんだと思いますか?
川﨑:スケジュールに基づいて、今何が必要か、次に誰にどう動いてもらうか、そのためにどんな決め事や交渉が必要か…など、頭の中で考えて、それを元にプロジェクトを動かすことが大事なんです。仕事ができるようになってくると、予想できる幅と精度があがって、スケジュール通りに進行できるようになってくることが、ディレクターの楽しみの一つでもあります。それによってデザイナーやエンジニアが作業に集中できるし、チームの仕事のしやすさにもつながります。さらにはクライアントの満足度や信頼感も高まります。
その他にも、この仕事は人と人でやることなので、コミュニケーションが一番重要なんじゃないかと思うんです。
自身が組み立てた進行を元に、どのタイミングで、どのような話し方でコミュニケーションを取ると円滑にプロジェクトが進むのかを常に考えています。伝え方やタイミング一つで大きく変わってきます。ディレクターの一日の中で、コミュニケーションをしている時間が半分以上を締めているかなと思います。
-この仕事を志望されたキッカケを教えて下さい。
川﨑:昔から体育祭や文化祭をクラスの中心になって進めたり、大学でもイベント企画・運営団体でいろいろなことをやっていました。仕事でも何かチームでものをつくり上げることをやりたいと考えていたんです。
-実際に経験してみていかがでしたか?
川﨑:入社前は派手できらびやかなイメージを持っていました。芸能人に会えるとか、有名な広告賞とか…。でもそれはほんの一面でしたね。どの仕事も大変なことの方が多いです。スケジュールがなかったり、想定外のことが起きたりなど、ローンチをするまでに多くの困難があります。そんな困難を乗り越えて、みなさんが目にしている多くの広告は生まれています。
-大変な中で、どこにやりがいを感じていましたか?
川﨑:信頼関係をつくりながら、仕事を進められる点ですね。大変になりそうだとわかっているプロジェクトが始まる時、エンジニアの方に『川﨑さんがいればこの案件は安心』と言ってもらえたことが印象に残っていますね。エンジニアの仕事はプロジェクトの最終工程になるので、どうしてもスケジュールで迷惑をかけてしまうことが多いです。でも、そのエンジニアにそう言ってもらえたのは、信頼してもらえている証だし、人間関係をきちんとつくれていたんだと思えて、嬉しかったですね。
-なるほど。仕事を進めるために人・もの・時間をコントロールすること、そのために信頼関係をつくってチームを動かすことがディレクターの仕事であり、面白さなんですね。
▶プラナーの仕事とは?
続いて、川﨑さんの現在の仕事である、広告コミュニケーションを企画する「プラナー」について話を聞いていきたいと思います!
コミュニケーションの場として、Webページ、映像・音楽、SNS、テレビやラジオなどのメディア、街中や店頭など、様々な情報接点があります。アイスタのプラナーは、デジタル領域において、どの接点でどんなメッセージを伝えればコミュニケーションが機能するのかを企画しています。
-川﨑さん、次はプラナーのお仕事について教えていただけますか?
川﨑:はい。プラナーとは文字どおり“プランニングする人”のことですが、それだけでなく仕事として企画を通すこと・実施することまで責任を持つ職種だと思っています。
-なぜディレクターからプラナーへ転向したいと思ったんですか?
川﨑:ディレクター時代は、いかにプロジェクトを進めるかという視点でプロジェクトを見ていましたが、仕事をする中で自分でもアウトプットして提案を通せる人になりたいと思うようになったんです。だから、ディレクターとして任された案件を着実にこなし結果を出しながら、自分がやりたいことを積極的に周囲に伝えて、徐々にその方向へ進む道をつくっていく形を意識していました。
-両方を経験してみて、どんなところに違いを感じましたか?
川﨑:最初は意識を変えるのが大変でしたね。ディレクターは誰にどう動いてもらえばいいかを考えるのが仕事ですけど、プラナーは自分自身で企画を生み出すことに責任を持たなくてはなりません。最初の1年はその意識変革に費やした気がします。(笑)
-プラナーのやりがいはどんなところですか?
川﨑:正直アイデアを生み出すのは苦しいことも多いです。でも、生み出した時の快感はすごいです。
さらにそれがクライアントに刺さると、快感が倍増しますね。
-プラナーとして担当した案件で、印象に残っているものはありますか?
川﨑:そうですね、ある案件でプレゼンをした直後に、クライアントの方から『まるで映画を1本観たようなとても濃い時間でした。』と言ってもらえたことです。時間のない中で考え抜いて、自信を持っていた企画書だったんです。そのときに初めて自分の考えた企画がクライアントに刺さるという経験をしました。
▶アイスタで仕事をする面白さとは?
職種を変えながらアイスタで活躍を続けている川﨑さん。では、働く場としてのアイスタにはどんな印象を持っているのでしょうか。
-川﨑さんにとって、アイスタはどんな職場ですか?
川﨑:そうですね…人に恵まれているいい職場だと思います。
最近、ある案件で何を提案してもうまくいかず、ちょっとモチベーションが下がっていたことがありました。自分の力不足にも悩むし、とはいえ仕事は相手あってのもので自分ではどうにもならない部分もあり、何をやっても通らないならもういいや! という気持ちになっていたんです。
でもその時、上司から『仕事を楽しくするも殺すも自分次第だし、それが楽しくできないのならこの仕事を抜けた方がいい。』と言われました。できないことを嘆くより、どうしたらできるかを考え続けることが大事だと、改めて気付かせてもらいましたし、そう言わせてしまった自分に反省して、意識を変えようと思いました。
自分がプラナーに転向した時からずっと向き合ってくれた、尊敬できる上司で、そういう人に恵まれているのはとても素敵な環境だと思います。
-叱責するのではなく、気付かせてくれる上司の存在はありがたいですね。
川﨑:はい。あとは、自分の動き方次第で自分の未来を変えていける環境があると思っています。ちゃんとコミュニケーションすれば上司もサポートしてくれますし、やり方は自分次第ですね。
-ありがとうございました!
▶最後に
いかがでしたでしょうか?
今回は「ディレクター」から「プラナー」へ職種転向をした川﨑のインタビューをお届けしました。
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