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ミッションは新規事業の成功。そして、新しいキャリアパスを自らが描くこと。 【アイスタお仕事File Vol.6 コンサルタント】

本記事を御覧のみなさま、はじめまして。
株式会社博報堂アイ・スタジオ(アイスタ)の小國 晴郎(おぐに はるお)と申します。
都内にある大学のデザイン学部を卒業後、2012年に新卒で入社し、来期で10年目を迎えようとしているところです。現在は、コンサルティング部門のゼネラルマネージャーとしてマネジメント業務を行いつつ、コンサルタントとしてもさまざまな企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)やデジタルマーケティング全般の支援をしております。

当社は「デジタルクリエイティブ」をクライアント企業へ提供し、「ブランド創造」と「顧客創造」に貢献するクリエイティブ企業、つまりはデジタルを強みにした企画と制作の会社でありますが、制作領域に留まらない多様なキャリアパスがこの会社には存在します。その制作領域を越境したキャリアパスの一つである、コンサルタントとしての働き方について、これまでの私のキャリアとともにご紹介していきます。ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです。


▶ そもそもデジタル制作会社に入社した理由。

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私は3歳から7歳までの約5年間を芸術大国フランスで過ごしました(芸術の都パリからは遠く離れた田舎でしたが(笑)。当時は、絵を描くことは大好きでしたし、通っていたアートスクールでは粘土で動物を作ったりダンボールで鎧を作ったりと、とにかく芸術やアートにどっぷりな幼少期でした。その影響もあってか、大学はデザイン学部に進み、現代アートを専攻しました。この時期に多くのアートプロジェクトに参加したことで、さまざまなスキルを持ち合わせた方々とともに、目に見える作品を創っていくことの楽しみや、確かなやりがいを感じました。この経験がきっかけで、デジタル制作や映像プロダクションを中心に就職活動をしました。

では、幾多ある会社の中でなぜ、最終的にアイスタを選んだのか。

これはとても言いにくいのですが、、、正直に言うと、「これからはデジタルでしょう!」と思ったからです(笑)。もちろんESや面接の志望理由でそんなことは言えないので、私が専攻していた現代アートの世界でもデジタルテクノロジーをつかった表現やインタラクションが登場しており、これからの広告シーンでも・・・なんて面接で話した記憶があります(笑)。

そんなわけで、2012年4月にアイスタに入社することになりました。

▶ 広告代理店に出向していた4年間で経験したこと。

入社してから数カ月がたったあと、私はグループ内の総合広告代理店に4年間出向しました。さらには常駐という形で、多くの時間をクライアントのマーケティング部門の中で過ごすことができたのですが、これは非常に良い経験となりました。
クライアントサイドでは、以下のような業務を担当しました。

●月間数百万アクセスのある大規模公式サイトの運営やリニューアル
●新商品発売に合わせたスペシャルコンテンツやプロモーション動画の企画制作
●分析ツールを使った解析業務やKPI策定業務
●マーケティングソリューションの導入や活用推進業務
●グローバルチームと連携したプロジェクトへの参画

このように、社外の別の世界で経験が積めたり、制作外のビジネススキルを獲得できる機会があることも当社の魅力の一つだと考えております。制作外のデジタルマーケティング全般のスキル獲得や最前線でのクライアントワークの経験が、後のコンサルタントとしての業務遂行にとても役に立っていると日々実感しております。

▶ チームリーダーとして大きなチームを率いる。

4年間の広告代理店への出向を終え、2016年の冬にアイスタに帰任しました。小さいチームを持たせていただけるようになり、出向中に学んだデジタルマーケティングの知識や、クライアントワークの経験を生かし、たくさんの業務をこなしていきました。特に、CDP(Customer Data Platform、さまざまな顧客データを統合管理してマーケティング活用していくためのプラットフォーム)やMA(Marketing Automation、さまざまなマーケティング活動を自動化するプラットフォーム)を活用した高度なデジタルマーケティングを実現するための支援や、バックエンド(データベースや顧客の目に触れないプログラム領域)・インフラ(サーバーなどのハードウェア、ネットワーク領域)などのシステム開発業務を中心に着々とチームの売上を伸ばしていきました。

そして気づいたらチームも30名程度の大所帯になっており、そのトップとして大きな組織マネジメントも経験することができました。この時に学んだのは、マネジメント側の人間の最大のミッションは「所属員のパフォーマンス最大化」であることです。個々にキャリアビジョンを定めることをサポートしたり、新しいことへのチャレンジを一緒に取り組んでみたり、所属員の意見を吸収し時には上司と議論を交わしたり、契約形態に関係なく所属員全員に対してできる限りのことをやりました。時には夜な夜なお酒を片手に相談にのったり、、、(いまはできませんが)考えうることは片っ端から試してみて、マネジメントとはなんぞやを学んだ時期でした。

持っている経験や知見をフルに活用して業務に向き合えたことはもちろんですが、なにより20代のうちに大きな組織のマネジメントを経験できたことが、今の自分にとって最大の財産であると考えております。

この時期に任されたことをまとめると以下になります。

●最大30名程度のチームのマネジメントや教育
●大規模案件の全体プロデュース(要は責任者)
●CDP(Customer Data Platform)を活用した1to1コミュニケーション
●MA(Marketing Automation)によるマーケティングの自動化
●オーナーズプログラムを始めとしたCRM領域のコンサルティング
●バックエンドやインフラの開発案件

ちなみに2018年度、我がチームは全社最高売上という大きな成果をあげ、社長賞もいただいたりと、かなりイケイケな時代でありました。とても懐かしいです(笑)。

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大きなチームを率いた話とは関係ないですが、この時期に派遣メンバーとしてカンヌ・ライオンズに行きました(個人的には約20年ぶりのフランスで、とても懐かしい香りがしました(笑)。世界中から集まる広告関係者の多さ、質の高い広告クリエイティブの数々に圧倒され、非常に刺激的で学びのある1週間を過ごしました。

▶コンサルタントという新しいキャリアパスを創る。

そして2020年4月にコンサルティング部門が新しく新設され、私はその部門のゼネラルマネージャーに就任しました。当社がなりわいとしている制作開発業務は事業ポートフォリオの中心に置きつつですが、さまざまなプロジェクトで培った経験や知見をもつ当社スタッフがコンサルテーションサービスを通して企業を支援していくことをミッションとしております。当社にとっては新しい事業であり大きなチャレンジでもありました。

立ち上がった当初は、もちろんクライアントもない状況で、私個人としても一から新規事業を立ち上げるという、とても難易度の高いミッションでした。事業計画書や提供するサービスメニューの開発はもちろんのこと、その先の営業戦略も含めて考え、経営陣ともコミュニケーションを取りながら組織を立ち上げていきます。主に以下のような業務を任されました。

●事業計画書やPL(損益計算書)の策定
●提供するコンサルティングのメニュー開発
●営業戦略とその実行計画の策定
●各種KPIの策定とKPIマネジメント計画
●コンサルタントのアサインや教育計画

そして、当然ながら事業の成功を第一の目標として部門を率いていくのですが、制作開発領域で経験を積んだスタッフの代表的なキャリアパスの一つになることも重要なミッションであると考えております。新規事業を成長させ、新しい収益の柱を作るだけではなく、コンサルタントという新しいキャリアパスを創り、企業の組織や文化までをも変えていく。そんな責任重大なミッションを任されていると自負しております。

▶私たちは、企業のデジタルトランスフォーメーションを支援する。

私たちコンサルティング部門は、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進するDXコンサルティングカンパニーである。こんな宣言とともに営業活動を推進しております。この背景には、当社スタッフがこれまで積み上げてきた経験が、昨今求められる企業のDX推進において、大きく貢献できると考えているからです。具体的には以下の図になりますが、こういった自社資産のバリューを現代に合わせてアップデートすることも、新規事業を立ち上げる私たちのミッションであります。

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そして幸運なことに、こういった営業活動が功を奏し、新しいクライアントとのお付き合いが続々と始まっています。今年は部門創設元年ということで、新規事業をスタートさせることに注力しましたが、来年度は営業活動から獲得できたクライアントのDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進するパートナーとして、私個人や組織が成長することに全力を注ごうと考えております。

コンサルティング部門で運営しているサービスサイトもお時間あれば御覧ください。また、定期的に無料のウェビナーも開催しているのでご興味あればご参加ください。
博報堂アイ・スタジオのDX推進コンサルティングのサービスサイト

▶最後に、アイスタのすきなところ。

これはズバリ、、、
「名ばかりではなく、マジで若手がチャレンジできる環境がある」ことです。
一般的な若手向け業務へのチャレンジに留まらず当社においては能力があり実績が伴っていれば、新卒5年目がチームを持つこともありますし、難しい業務を任される20代もおります。優秀であれば若くてもめちゃめちゃ重要な競合プレゼンにだってアサインされます。

「マジで若手がチャレンジできる環境」で社会人人生をスタートダッシュすることはとても良いことです。ご興味あれば、是非当社の選考に応募してみてください。

最後までご覧いただきありがとうございました。

▶︎人事担当者より

いかがでしたでしょうか?
アイスタには、通常の制作開発業務とは少し異なる、制作開発が伴わないコンサルテーションや自社サービスを開発する役割を担った組織もございます。
アイスタの多様なキャリアパスの一つとして皆さんの参考になれば幸いです!

▶︎新卒採用HPはこちら
https://www.i-studio.co.jp/recruit_new/

▶︎博報堂アイ・スタジオでは中途採用をしております。募集職種はこちら!
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