
ソーシャルの専門家としてSNSでクライアントに貢献。会社の将来も見据えた橋本の挑戦
2021年に博報堂マーケティングシステムズ(以下、HMS)へ入社し、2022年11月現在はプランニング部の部長を務める。これまで担当したLINEの公式アカウント数は100を超える他、プランナーとして多数の表彰経験を持つ期待の星。ハクナ・マタタを座右の銘に、キャリアアップを図る橋本の仕事のやりがいや展望を紐解きます。
専門領域を活かしつつ 新しく会社をつくる

前社でプランナー職に就いたのが2013年のこと。SNSを駆使したコミュニケーションデザインと実行を、多くのクライアントに提案してきました。「ソーシャルの専門家」と呼ばれるようにもなって、業務は順調だったと思います。
社内への新しい提案もいろいろと行っていた中、もっと自分の意見が反映される環境を求めるようになったころに、専門領域を活かしながら、会社をつくっていくことができる可能性を感じ、HMSに転職を決めました。
実際に入社して約1年で、担当領域の主軸は変わらず、活動範囲がとても増えました。マネジメントに加えて、博報堂にも常駐して、グループを横断したSNS施策の取り扱いや、グループ各社の連携・提案の底上げなどにも携わっています。期待通り、いや想像していた以上に充実した毎日を送っています。
新しいチャレンジの連続。広がる裁量。自分を引っ張るのは自分
私がプランナーになったころは、誰もSNSのノウハウを持っていない時代でした。どういうコンテンツやクリエイティブがいいのか、自分で研究しながら知見を貯めてきました。営業経験もあるので、フロントに立つのは得意でしたし、プランナー兼営業兼オペレーションのような感じで業務に携わりました。とにかく前のめりに頑張っていましたね。
今やSNSを単体で見ているようでは、意味がない時代になってきたと認識しています。マルチチャネル活用や統合提案、ライブコマースなど時代に乗った提案にいち早く取り組んでいるところです。私たちが先陣を切って進めなければいけない領域ですし、できることもどんどん広がっています。変化が激しく誰もお手本を示せない領域ですから、失敗を怖がらずに、アイデア力やチャレンジ精神を発揮して、楽しんでいく姿勢が大事だと思っています。
前職と比べて担当社数は3割程度。じっくり腰を据えて臨めるので、新領域に自分の得意分野を掛け合わせていくような仕事にも取り組みやすいです。先日も既存クライアントに、自主的にSNSのクロス提案をして、見事受注に至りました。各所から必要なメンバーとして、声をかけてもらえる喜びも増えてきていると感じています。
また、入社3カ月でプランナーグループのリーダーにも任命されて、現場案件だけ担当していればよかった前職までとは違います。今後増えてくるメンバーに「成長できて働きやすい環境」を整えたいし、会社全体・グループ全体の進化にも取り組んでいきたい。自分がやりたいことを引っ張れるのは自分だけ。推進力が鍛えられている、その最中です。
周囲の声がモチベーションに。意欲的なメンバーとともに博報堂グループで働く醍醐味

メンバーは若手が多くてイキイキしています。みんな自分の裁量の中で自由に動いていますね。とくに昨年に社内の組織体制が変わって、雰囲気がどんどん良い方向に変わっているのを実感しています。インプットに意欲的なメンバーも多いです。
部署をまたいでの勉強会がたくさん開かれる中、私が実施したSNSの事例共有会では、「普段の業務と違う頭を使えておもしろかった」「同じ課題でもこんなに違うアプローチがあるんだ」と喜びの声を寄せてもらえました。
また、SNSのプランニングコンテストにエントリーするためのメンバーを募集したときも、部署を越えたチーム編成で活動できて新鮮だったようです。何よりメンバーたちが楽しそうな様子を見られて、私が嬉しくなりました。
当社には、安心して発言できる空気感があります。それから強いブランドと、個人の大きな裁量を兼ね備えられる環境も大いにあります。
過去の職場でも相談を受けていたクライアントから、当社でも相談を受けるケースも頻繁にあります。最先端の大案件が多い環境はやりがいがありますね。
一方で、当社自体は小さな組織なので、やりたいと思ったことにどんどん取り組める。そしてそれに巻き込めるメンバーも多い。自分の興味がスタートで、社長の横山に直接伝えた案件は、「ウチの強みをうまく出せるなら、踏み込んでみてもいいんじゃないか」と背中を押されて実現しました。
そして新しい組織でもある当社は、今後の成長に大きな可能性も感じます。博報堂グループでありながら、小回りの利く体制は、デジタルマーケティングの移り変わりが早い世界において、単に個人が手を挙げやすい環境であるだけでなく、企業としても変化に適応しやすい強さがあると捉えています。
グループ全体で進化。橋渡し人材になる。働きやすい会社にする。

グループ各社は良い意味で専門領域が強いと思います。そして、それらを統合して全体のストーリーを描ける役割が生まれると、もっとグループのシナジーを出せると思っており、当社はそこを担える可能性があると考えています。つまり橋渡し役ですね。
これからのデジタルマーケの中では、IDがさらに大事なポイントになっていきます。ID単位で属性や行動を管理し、顧客化の見える化ができるといったIDの取扱いに強いチームは、 適切なマーケティング施策が行われるので、マーケティングの基盤をつくれますし、全体像を考える経験にも触れやすいため、橋渡し人材を育成しやすいはずです。当社はオウンドサイトの運用知見も多数ありますので、もっと広く深いコミュニケーションを設計できるチームに成長していけると考えています。会社としても、マーケティングシステムのソリューション開発・構築に強く旗を振る意志を感じています。
私は博報堂にも常駐し、グループ全体の強化・連携の可能性を模索しています。私と共に、グループシナジーを生み出す橋渡し人材を当社内から増やしていきたいと思っています。
それから違う切り口でもうひとつ。広告業界の労働環境は良くないようなイメージを持たれやすいかもしれません。当社からそのイメージを変えていきたいです。会社の休暇取得制度を活用して、11連休を取得したこともあります。その間、会社との連絡はほぼゼロで過ごしました。一緒に働くことになる方々が、楽しく、成長して、幸せになれるよう、走りたいと思っています!
※2022年11月時点のものです