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「守護神干合の話」

算命学において
守護神法は欠かすことが出来ない
重要な技法です
陰占を読んでいく時に
守護神を把握しなければ
その人物の運勢を理解することは出来ません

しかし
この守護神法は
ボリュームがあり複雑でもあります
陰陽五行をよく理解している前提でなければ
習得はできないでしょう

このブログでも守護神に関しては
たびたび取り上げておりますが
多くの読者の方々に
スキをいただいております
それだけ皆様の関心も高いのかと
思います

ブログだけでは
十分に紹介できないのですが
少しづつお伝えしていけたらと思います
ということで
今回は守護神干合にまつわる
話を書いてみます

守護神の状況

基本的な守護神は
調候の守護神と言って
日干と月支の関係性から
導き出される守護神です
この守護神も場合によっては
第一から第三まであったりするわけです
ただし
陰陽五行の理論上の守護神なので
その宿命(陰占)の中にない場合もあります
また陰陽違いの干の方がある場合もあります
また後天運で回って来ることもあります

これらの守護神は
日干(私)にとって有意義で
有難いものですから
元気にその力を発揮してくれることが
何よりです
なので
地支の蔵干に隠れているよりも
目立つ天干に出ていた方が良いと
算命学では考えます

第一守護神と第二守護神が
並んで天干に出たりすれば
「科挙の宿命」などと言われ
上格だということになります

もう少し詳しく言うと
整った環境の中で
大いに力を出して躍進するような宿命と
いうことになります
つまり
組織の中で出世する形とも言われます

守護神が透干してはいても

守護神が天干に一つだけ透干していても
上格扱いになりますが
その透干する守護神が
本来の力を発揮できない場合があります

一つの例が下記のような宿命です
 乙 丙 辛
 〇 亥 〇
亥月(冬)の乙木(草花)ですから
暖かさが必要です
なので月干の丙火が守護神になります
この観点で見れば
良い宿命ではありますが
「丙辛干合」になっている点に
注目してください

丙辛干合はその質が変化します
丙火は壬水に変化し
辛金は癸水に変化します
せっかく
冬の寒さを緩和してくれる
暖かさを提供してくれる丙火が
水性になってしまっては
むしろ寒さを助長することに
なってしまいます

このように
透干する守護神にとって怖いのは
干合されてしまうことです
有難い守護神が奪い去られる感じです
そうなると
上格ではなく下格の宿命になってしまいます

宿命内にこの守護神干合があれば
上手い話に乗りやすい人かもしれません
一見良いように見えるものに
つい手を出しやすく
結果失敗する可能性があるでしょう

後天運の守護神干合

後天運で守護神干合になる場合もあります
上格の宿命ということで
順調に運勢が伸びている時に
守護神と干合する干が
後天運で回ってくれば
状況は暗転するかもしれません

守護神が干合して
忌神に変化することがあり得ます
そうなると
一時は良くなるように見えて
結局は悪い結果になるわけです
守護神だと思っていたものが
忌神に変化してしまうのですから。。

具体的に言えば
投資が得意で順調に資産が増えていた場合
そのことに自信をもつことにもなるでしょう
しかし
守護神干合の年に
万が一大きな投資をして勝負をしてしまえば
どうなるでしょうか?
危ないという話です

健康に自信を持っていて
引き続き無理をして頑張ってしまえば
守護神干合の時に
体を壊す羽目になるということです
つまり得意(長所)としていたものが
欠点になってしまうということなのです

決めつけるわけではありませんが
自分の宿命で守護神が透干している方は
よく注意しておくに越したことは
ないでしょう

***

最後まで読んでいただき
ありがとうございました

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羽久風
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