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「人体図の右肩」

算命学の鑑定を受けたことのある方で
人体図の左上のマスが空いている事に
気づいた方も多いと思います
そうだったかな?と
全く気に留めなかった方もおられるでしょう

玉堂星などを持っている方は
「ここなんで空いているんですか?」
と聞いてきます
知識欲とか好奇心が強いのでしょうね

今回はこの人体図の空白の
左上の場所について少し書いてみます


人体図の空白の場所

算命学では陰占と陽占という
大きな区分けがあります
陰占は天地から頂いた気が
干支として刻まれています
陽占はその干支を元にして出てくる星で
構成されています

陽占は井形の九つの枠があり
そこに十大主星と十二大従星が
八つ入り左上だけが空白になります

この陽占の井形を人の姿になぞらえて
各場所に身体的な名称を付けて
人体図とも言います

人体図は
こちらを向いている人として理解します
なので
右左は逆になります
こちらから見て右は相手(人体図)の
左手になります

  「陽占」     「人体図」
   ◉ ◎      頭 左肩
 ◉ ◉ ◉   右手 胸 左手
 ◎ ◉ ◎   右足 腹 左足

◉十大主星
◎十二大従星

人体図で言えば右肩に相当する場所が
空白になっており星が出ていません
鑑定表などでは
おそらく空白になっている場合が
多いと思いますが
何も無いのではありません
実はそこにも星はあるのですが
あえて表記していないのです

右肩の星

右肩の星は
他の星のように自分の所有する星では
ないのです
他の星たちは自身の星なので
どう消化するか
どう使うかは
自分の責任になりますが
右肩の星はそうではないので
自分の努力とか意志で
何とかなるというものではないのです
なので
自分の星ではないということで
人体図には書き込みませんし
あえて本人に伝えない
ということもあります

算命学の学校(師匠)によって
この星を「伴星」と言ったり
「影星」と言ったりします
意味合いは基本同じだと思いますが
微妙に違う気もします
ご先祖からのメッセージとか
人生の指針を表すとか言われます
私はご先祖の助けを意味する星と
理解しています

右肩には十大主星が入る

人体図の三つの隅には十二大従星が
入っているのですが
この右肩には十大主星が入ります
その星は私の先祖の恩徳を表しています

どのようにしてその星を出すかは
このブログのレベルを超えるので
書くことは出来ませんが
「陽と陰」「表と裏」「干合」という
算命学の基礎的な概念から導き出されます

※何処かのブログでは出し方を
 説明していたと思います

私の人体図の中に
私の先祖の方々の生き様や
功労のようなものが
秘蔵されているようなものです

例えば
右肩に「玉堂星や龍高星」が
出る人だとすれば
ご先祖の中に
学問や知識を中心に生きた人がいて
その人達の恩徳を受けやすい
ということになります

本人が努力して蓄積する知識などに関係なく
ひらめきやアイディが出てくるのです
自分の頭脳から出てくるのではなく
ご先祖が助けてくれるというイメージです

私が教わった算命学では
この先祖の恩徳の星に期待したり
頼ったりしてはいけないということです
そうなってしまえば
むしろ
その恩恵を受け難くなると教わりました      

自分が所有している星を如何に消化して
稼働させるかがやはりメインで
その土台の上で
先祖の助けも受けられるのです

恩徳と因縁

どんな人も
生まれてきた限りにおいては
ご先祖の「恩徳」をもらっています
その家系に子供が生まれるというのは
基本その家系に力(徳)があるからです

その家系に徳を積む人が
何代にもわたって出なかったりすれば
その家系は淘汰の方向に向かうでしょう
つまりは
「因縁」の方が高く積み上げられている
歪みの大きな状態になってしまうので
家系が続かなくなるのです

自分が生まれてこれたということは
先祖の徳の結晶とも言えるのです
自分を生み出した家系(先祖)が
どんな恩徳を残したのかを知る事は
自分の家系に対する自信や誇りに繋がるので
有意義だと思います
また自分自身に対する認識が
より肯定的で前向きになると思います

最後に
自分の生き方が子孫に対して
恩徳を残す生き方であれたらと思います

***

最後まで読んでいただき
ありがとうございました

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