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「東の場所と西の場所」

算命学の陽占は性格判断などに使われます
井型の九つのマスに
十大主星が縦横に五つ出て
十二大従星が隅に三つ出ます
(左上隅は一応空白になります)

この星の意味を見て
その人の精神面を探ることが
出来るようになります

算命学の入門書には
それぞれの星の意味が述べられており
「ふむふむ、なるほど。。」となるわけです

陽占では星の意味を解釈するのですが
その星がどの場所に出ているかも
甚だ重要な情報になります
今回は陽占における場所を踏まえた
星の見方などを考えてみたいと思います

陽占の場所の意味

今回は十大主星が出る
十字形の位置について考えてみましょう

   北 ◯     水 ◯
 西 中 東   金 土 木
 ◯ 南 ◯   ◯ 火 ◯

陽占を方角で表すと上記左になります
五行で表すと上記右になります

この位置(方角)には様々な意味合いが
込められています
家族を中心に考えれば
 北:父親   東:母親、兄弟
 南:子供   西:配偶者
人間関係で考えれば
 北:目上   東:友人
 南:目下   西:配偶者
会社で考えれば
 北:上司   東:一般社員
 南:部下   西:同僚
大体のイメージを掴んでもらえれば
良いかと思います

今回のテーマは
この内の東と西になります
東が外側で西が内側です
東が社会であれば西は家庭です
東が友人・恋人であれば西が配偶者です

星と場所

場所の大体の意味が分かったところで
その場所の星について考えてみましょう

①先ずその場所にある星は
その場所が表している人物に対して
私が見せる顔になります
例えば東に禄存星が出ていれば
友人や恋人に対して
禄存星的な接し方をすることになります

つまり
仲間に対して面倒見が良く
サービス精神も旺盛でしょう
皆を楽しませるような人かもしれません
当然のこと付き合いも広く
人気があるといえますね

恋人に対しても
あれこれ企画をして楽しませてくれる
そんな人だと思います

東に禄存星があると周囲に対し
禄存星的な接し方をするので
周囲の人からは禄存星的に見られます

②次に禄存星的な人達との縁が
できやすいとみます
引き寄せの法則ではないですが
やはり
自分の出す気に共鳴して
禄存星を宿命に持つような人が
集まりやすいと言えるでしょう

言い換えれば
東に禄存星がある人は
友人・恋人に対し
禄存星らしさを求めるようになるのです
なので
心の中では自分に関心を持って欲しいし
甘えたい気持ちがあると言えるでしょう


結婚後の配偶者は西で見ますが
結婚前の友人や恋人の段階は
東で見ます

西の場所

西の場所は家族の場所であり
配偶者の場所ですから
結婚後のお相手(恋人)は
改めてここに座ることになります
以下のような男性がいたとしましょう
    〇〇
 貫索 車騎 禄存
    〇〇

この男性とお付き合いする女性は
禄存星の場所に先ずは座ることになります
この男性は
女性に良く尽くしてくれることでしょう

もしこの二人がめでたく結婚したら
この女性は新たに
配偶者の場所である西に座ることになります
そこには貫索星がありますから
彼は妻に対して禄存星的ではなく
貫索星的に接することになります

西に貫索星が出る人は
配偶者とは対等だという夫婦観を
持つと言われます
互いに役割意識を持ちながら
自立するような夫婦関係を
作ろうとするでしょうし
そういう自立した配偶者であって欲しい
と思うでしょう
恋人時代のような甘さは
なくなるかもしれませんね

中央との生剋比

    〇〇
 貫索 車騎 禄存
    〇〇
中央(本人)の車騎と恋人の禄存は
土生金で相生関係ですから
スムーズで自然な関係性です
対して
中央の車騎と配偶者の貫索は
金剋木で相剋関係ですから
意識しやすい
やや緊張した関係でしょうか
(良い悪いではありません)

男女の関係は結婚を契機として
様変わりするのは当然でしょう
宿命を見てもその事がわかります

ということで
東と西の星を使った男女関係の話に
なりました

***

人体図の星が言っていることを
現実に照らし合わせて解釈しましょう
その星が消化されているかどうかの
チェックをお忘れなく

最後まで読んでいただき
ありがとうございました

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羽久風
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