コーディネーター・アラジンのブログ #121 マレーシア交流の再開!(1)
Resuming Cultural Exchange with Malaysian High School (1)
マレーシアから高校生一行(33人)がやって来ました。
今回の交流の経緯
2013年に始まった交流ですが、コロナで3年間中断していました。ところが、今回のマレーシア側から要望された日程が、白馬高校の前期入試に重なっていて、生徒は登校出来ず、教職員は入試業務で動けません。日程変更をお願いするか、再会は次年度に見送るかという段階で、それなら逆に、学校が休みで自由に動ける高校生たちだけで、交流を企画して実施してはどうかと私が提案したところ、地元の五竜観光協会のSさんとコーディネーターの私が有志の生徒を募って実施すれば、地域のボランティア活動に参加するのと同じことなので、問題ないということになりました。
準備
早速、12月にボランティアニュースを発行し、入試で休みになる1月31日と2月2日に、「高校生だけで作る国際交流のおもてなし」を呼びかけました。12月最終週には、参加希望者15人が集まる第一回の実行委員会を開催し、どんな交流を行うかを考えました。
「初日の対面式で互いの学校紹介を行い、二日目にスキー・スノボを白馬高校生が教える体験会を実施し、さらに一緒にそれぞれの国の料理を作って交流しよう」というおおまかな骨子ができました。また、ムスリムの方たちの暮らしや、食べ物なんかについても学習しました。
その後も、年明けの実行委員会では、料理をたこ焼きに決定。会場は、対面式を「村役場前のふれあいセンター」で、調理は「白馬村農業体験実習館」で、使用ゲレンデは「飯森ゲレンデ」に仮決定しました。会場の予約には、村の白馬高校支援係が全面的に協力してくれました。直前の会議では、対面式の司会や、学校紹介プレゼンの担当者、スキー・スノボ講習班の交流のためのゲーム企画係などを決めました。
対面式・学校紹介・プレゼント交換
対面式は、入場してきたマレーシアのゲストが上着を置くやいなや、いきなりウルトラマンジャンケンのスキー版、続けてゴキブリジャンケンで始まりました。
これらのアイスブレーキんゲームで皆さん打ち解けたところで、丸山村長のオール英語の歓迎の挨拶を皮切りに、参加者全員の自己紹介、つづけて学校紹介をしました。
マレーシアの一行は、3校の合同部隊で、男女共学のタパー高校、男子校のスター高校とMCKK高校から来られていて、それぞれの学校がプレゼンをしました。いずれも優秀な高校で、卒業後はイギリスやアメリカや日本の大学に行く生徒も多いそうです。いずれの学校も日本語の授業があり、日本が大好きな生徒が多くて嬉しいです。今回も、日本語担当の先生同士のつながりで3校が一緒に来日されました。
この後、二日目のスキー講習に備えてグループ分けをして、グループごとにけん玉や小道具を使いながらの懇談をし、仲良くなりました。当初、スノボに挑戦するマレーシアの高校生は少ないだろうと予想していましたが、半数の生徒がスノボを希望。急遽、白馬高生は担当をスキーからスノボに変える対応を取りました。流石ですね、どちらも得意な生徒が多くて助かりました。
最後にプレゼント交換をして、この日の対面式を終えました。
翌日のスキー・スノボ体験会とクッキング交流会の様子は次号で紹介します。