エッセイ 助詞や如何に
*はじめに
先日、散歩に出かけたのですが、
いつもより長い距離を歩いてしまい、
右足のふくら脛(はぎ)がつってしまいました。次の日から筋肉痛で歩くこともままならず、家で安静にしてました。
家にいると何の刺激もないせいか、
俳句も詩も浮かびません。
(言い訳です。。)
仕方ないので少し前に書いてそのままにしていたエッセイを引っ張り出しました。
お気軽にどうぞ。
*
助詞についての考察とかではないのです。
感想といったところでしょうか。
でも、もしかしたら、
うんうんと、頷いてくれる
人もいるかもしれない。
本に書いてあった俳句の話しも
少し載せているので、
お読み頂ければ嬉しいです。
そういうわけで、
今回は助詞の話しを少し。
*
詩や文章を書いてみて
いつも気になるのは
助詞がこれでよいのかだ。
(内容はさておいて)
僕は詩でも文章でも、
何回も何回も読み直し、
直して、戻してを繰り返すのだが、
いつまでも引っかかるのは、
決まって助詞である。
直しても、戻しても、
何回読み直しても、
しっくりこない。
何日か間を置いて、
読み直してみて、
これはこう、こっちはこう、
と直せる場合もあるけれど、
本当に難しい。
何かコツがないのかと、
本屋に行って、
学生向けの参考書を探してみたり、
国語だろうか、現代文だろうかと、
ジャンルでまた悩んだり。
参考書を手に取って
パラパラと助詞の説明を読んでも、
全くもって、わからない。
例えば、
これは、わかる。(と思う)
?
??
ちなみにこれらが載っていたのは、
「田村のやさしく語る現代文」という
参考書。
大学入試の現代文のための参考書です。
(僕には縁遠い本ですが、エイっと、たまたま手に取りました)
この参考書に助詞についての説明として、
以下のようなことが書いてありました。
(長くなるので途中を省略し、かみ砕いた言い方はそのままにして、言い回しだけを
少し変えています)
ここで重要なのは、
「言葉の問題が出来ないのは当然」
と言い切っているところ。
僕が遠い昔に国語の勉強をさぼっていたから
助詞がわからないというわけではなさそうだ。
*
最後にこの参考書に面白い話しが載って
いたので紹介して終わる。
この参考書の作者の先生に俳人の加藤楸邨(しゅうそん)という人がいて、その先生があるとき芭蕉の「古池や」について教えてくれたという。
古池や 蛙飛び込む 水の音 松尾芭蕉