俳句 立春


俳句を作りました。
今回は一句です。詩を添えました。

俳句
春遠し 寒い景色を 脱ぎ捨てて


立春というけれど、
僕の春は、はるかに遠い

重い足で歩いていると
いつもの景色が
迎えてくれた。

空は青くて、
雲は高くて、
すれ違う人は楽しそう

静けさに鴨の声響き
冬の暮れで羽が輝く

あの鳥になれたらと
少しだけ思う僕は

この寒い景色より
寒い心を抱えてる

この景色を見てる間は
僕も鳥たちのように

寒い心を脱ぎ捨てて
春の光に羽ばたきたい


時候は以下の通りです。
・春
 立春(二月四日ごろ)から立夏
 (五月六日ごろ)の前日までを、
 俳句では春とする。

ハルキ文庫 角川春樹編 現代俳句歳時記 春


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