Blue point of view 8
「どう? 落ち着いた?」
彼女は俺を覗き込むようにして、濃く深い茶色の髪を揺らす。
「うん。少し……」
「君は本当にがむしゃらだね」
「そんなことない…… ただ、いまのこの状況を変えたいだけだよ」
「だからあの星を壊すと?」
「ああ…… そうしろって何かに訴えかけられているんだ」
「逃げるの?」
「え? 誰がそんなこと?」
「だって、そういうことでしょ。現状から目を背けて逃げたいってことでしょ? 違う?」
「違う! 俺はあの星に立ち向かうんだ! だからあいつを壊すんだ!」
「