猫に翼

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明け方寝てしまい慌てて起きると自力で水を飲んでいた。
強い。

まだ何かもの足りなさそうにしたので、シュークリームの中身をスプーンであげる。一杯、おかわりもする。

自分の中のあきらめに気づいて反省する。
やれることはやる。
でも自分が後悔しないためって結局人間のエゴでしかないのかな。

撫でるとゴロゴロ言う姿を見ながら、考える。
病院の先生に電話。
水しかほぼ受け付けない事を伝え、今ある薬のみで追加で治療しないとした。

頑なに口を開けようとしないのに、無理やりこじ開けて薬を入れるのが辛かった。

たまに、吐き出した薬が落ちてたりする。

先生に最期はどんな風になるんですか？と聞いた。

あきらめてはいないけど、
いざというときに慌てないためと、聞いてやっぱりダメだった悲しくて涙が出た。

3人がかりで押さえつけて注射をした時の暴れようを思い出して、延命はできないなと思った。

嫌なことをさせてまでは長生きさせたくない、でもまだまだ側にいてほしい。

日々葛藤している。