「正しくなくちゃ」……なんのため?
これは、なんとなく思っただけの話。
「正しさ」に執着する人が増えたなあ。
自分の立場が「正しい側」でなければ、
そう考えるが故に、過剰に攻撃的になる人が増えたなあ。
でも、そう考える理由を、きちんと説明できる人は、
いったいどれくらいいるんだろうな。
「どうでもいいだろ」で濁して誤魔化そうとするような、
説明ができないのに「これは正しい」と、
思い込まなきゃならない、盲信しないといけないものって、
それって本当に「正しい」のかい?
万物不変の真理と嘯くにも無理がありやしないかい?
「他人から見たらどうでもいいレベルの自分的な正しさ」を、
あなたは他人に押し付けているのかい?
本当は「自分が正しくない」とされることが「怖いから」だったりしないか。
自分がそうでなくなった時、正しくなかった時、
それを理由に制裁される、立場や人権を喪失するだとか、
「起こるかさえ定かではない未来の損失」に、
勝手に怯えているんじゃないか。
そして「怯え」や「恐怖」といった「弱み」を見せて、
それによる不利益を被りたくないから、
本当の理由を濁したりしているんじゃないのか。
正義感じゃなくて、強迫観念だと思うけどな、それ。
過剰な制裁と自己正当化。
正しさを掲げたただの暴力。
向ける矛先を間違えた怒りの共鳴。
正しさのために歪んでいく、ってのも皮肉なもんだよね。
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