自分に向き合う
今、私にとって2回目の教育分析を受けている。夢分析という方法で。
カウンセラーとして仕事をしていくなら、私にとって事例研究(発表も含めて)、スキルや知識の習得以上に、自分自身に向き合うことが大事だと思っている。(と、思うようになっている、かな。)
2回目、というのは、2人目の先生について、という意味だ。
最初の先生との分析は、先生がお亡くなりになったため、そこで終わっている。
先日、その分析セッションがあったのだが、報告した夢の中に、私が最初に分析を受けた先生が登場されたので最初に分析を受けた、その日その時、どんなことを感じていたのか振り返ってみた。
そして改めて実感したのは、私は、そこから、生まれて初めて「自分に向き合う」ということを始めたんだな、ということ。
それまでも、「自分のことについて考える」こと、自己分析すること、人に指摘されて考えること、などなどはあったけれど、でもそれは、教育分析で行う「自分に向き合う」こととは全く違うことだったように思う。
「私の○○なところが嫌だなあ」とか
「私のこういうことがいい・わるい」とか
「私はこういうことをしがちなところがある」とか、
そういうことは、「自分のことについて考える」こと、だ。
「自分に向き合う」ということは、そういう自我レベルの営みではなく、もっと、意識を超えたところも含めて、自分という存在に好奇心を持って関わること、なのかな。なんとか頑張って言語化しようとしても、そういう感じ、としか今は言えない。
「自分に向き合う」というのは、時間をかけて少しずつ進めていくもののように感じる。ある意味「進めていく」よりも「進んでいく」と言ったほうがしっくりくるところもある。
その過程は、旅に似ている。
一人旅ではない。でもずっと同伴者がいる旅でもない。
旅の途中で、先生と時々落ち合って、旅路について報告したり話をしたりする。そんな旅を楽しんでいる。