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Steins;Gate 0をクリアしました(ネタバレなし)

前作Steins;Gateに引き続き、こちらもクリアしました。前作同様、1周目は何も調べずにプレイし、2周目以降は全実績解除のために攻略情報を見つつ進めました。総プレイ時間は40時間程度となりました。

タイトルにネタバレなしと表記しましたが、Steins;Gate 0は前作をクリア済み(最低でもトゥルーエンディングを見ている)前提のストーリーとなっているため、前作のネタバレは若干含まれます。まずは前作をクリアすることをおすすめします。前作の紹介はこちら

Steins;Gate 0は、前作と同様に想定科学アドベンチャーと銘打たれたノベルゲームです。続編ということですが、2つで1つの作品と思っても良いかもしれません。

Steins;Gate 0のストーリーは、前作のトゥルーエンディング終盤から派生する形で始まります。前作のトゥルーエンディングでは、岡部倫太郎がタイムマシンを利用して牧瀬紅莉栖を救おうとし、一度失敗します。そこでDメールをきっかけとした大きな話の展開がありますが、Steins;Gate 0はそのDメールを送るに至る補完ストーリーという位置づけになると思います。前作では「一度失敗する必要があった」とだけ言及されていた部分ですね。送り主は容易に想像できましたが、どういう経緯で送ってきたのかという所にフォーカスがあたっています。

基本的なゲームシステムは前作とほとんど同じですが、若干違う部分もあります。
前作では「フォーントリガー」というガラケーを操作することでストーリーが変化するシステムがありましたが、今作ではガラケーからスマホに変わり、メールの代わりにRINEというどこかで聞いたことのある名前のスマホアプリによる会話が行われます。RINEに応答するかどうかも、どんな返答をするかも自由です。
更に今作では、Amadeus(アマデウス)というシステムにアクセスするアプリも登場します。こちらのアプリをどう使うかも、ストーリーに大きく関わってきます。
前作はタイムマシンやタイムリープといったものが重要な要素となっていましたが、今作ではAI(人工知能)が新たな要素として加わっています。それも、人間の記憶を利用した特別なAIです。人間の記憶というと前作でも関連がありましたね…?

時系列的に前作よりも後の話になるので、新たな人物も複数登場します。また、前作では名前だけ登場していた人物が、立ち絵&セリフ付きで関わってきたりもします。
そして、前作は常に岡部倫太郎視点でストーリーが展開されていきましたが、今作では岡部倫太郎以外の複数の人物の視点でもストーリーが展開されていきます。いわば観測者たる岡部倫太郎の観測範囲外で何が行われているのか、というのはなかなか面白いですね。
ストーリー展開という点では、マルチエンディングなのは前作同様ですが、前作はトゥルーエンディングに至る1本の道から途中で枝分かれするイメージで他のエンディングが存在していましたが、今作の各エンディングへ至るストーリーは2分木のようなイメージで途中で何度か分岐する展開になっています。そのため、あるストーリーと別のストーリーで、登場人物の言動や立場が大きく異なっている事もあります。

前作もそうでしたが、今作もトゥルーエンディング以外の全てのルートをプレイしたほうが一番楽しめると思います。
少し残念だったのは、「どうしてそうなった?」と疑問が残ってしまう点が少々あったのと、トゥルーエンディング終盤が短かったところでしょうか。もっと掘り下げてもいいんですよ!?

とはいえ、トータルでは大満足でした。前作Steins;Gateをプレイした方はぜひ、Steins;Gate 0もプレイして欲しいです。冒頭にも書きましたが、2つで1つの作品だと思います。

全実績解除_ゼロ

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