男と女は分かり合えるのか(3)~アンフェミは儲かる商売なのかもしれないが、購買層の話はつまらない~
※アンフェミの批判になっております
女性蔑視というモノを使った商売はすごく稼げる職業のような気がしてきて、というかきっとそうなんだろうなあと、少し絶望している。
まず、女性を性的に消費すること(AV視聴・性風俗利用・買春)は女性蔑視がないならできないことだと思う。
そんな風に女性蔑視がある男性、女を嘲りたい男性、女を性的に見ることが状態化した男性に、女性蔑視の言論はとてもよく売れる商品だ。
twitter(現X)等のSNSを見ていると、社会には女性蔑視の男性しかいないのかもしれないと思ってしまいそうになる。
アンフェミ界隈の凍結にもめげない層は自らの言説を売ってアンフェミ界隈のミソジニーを強化しているし、購買層は彼らがいなきゃ自らの思想の正当性を言語化しフェミニズムを論破できるような輩でもないのかもしれないし。
要は、賢い尊敬する先生の有り難いお話を理解できた僕の賢さ!という感じなのかと思うと、すっげーつまんねえ奴らじゃんかって思ってしまって、何だアレ?と少し冷めてしまった。
けれど、それで生活を潤すことが可能ならアンフェミまたはミソジニーは良い商売だと思う。
しかしながら、そうやってミソジニーを深め強化するアンフェミ界隈に対抗する、こちらフェミニズムの多くは共感で広めていくスタイルというか真逆な感じだ。
「だから女は馬鹿なんだ」「男尊女卑の正当性」(センスない。テキトー過ぎ)といった感じの書籍の販売、ミソジニー強化のための本があったとして、現代では肩身も狭そうだ。
身銭を切って強化していく男性たちの思想と、自らの身体に刻まれた女性たちが肌で感じる危機感等からの思想としたら、どこまでも真逆だと感じる。
金を払って強化した思想はミソジニーらしさからして、そう簡単に手放さない気がする。
女は馬鹿、下等な生き物、穴を差し出せ、産めよ育てよ、学も要らん。
そこに戻って女を支配したいのがアンフェミなのか?
わたしはアンフェミ界隈の言論を売る側の話にはときに納得ができる部分も多々あるからと、割と好きだし、ツイッタランドにてフォローしているアカもある。
賢さがないとできないノリもそこにはあって、わたしはその雰囲気も楽しいと感じる。知性がないとできないノリだ。
くだらない下ネタで、ゲラゲラ笑うようなホモソノリとは一線を画すノリは、共感第一とかマウントを取り合うとかの女子トークよりとても楽しいし好きだ。
(とはいえ、どうにも女性蔑視が過ぎるので、肯定できる言説はそうそうない。根本が女性蔑視であるから肯定できるはずがない。ただ、その言説を読むことで、こちらが感じる矛盾点、疑問点を思考することが、ノリで楽しむ以外の有意義な点である。おかげでフォロワーにハココは変態だと言われた……)
けれども、女は無能、低能としたいのはどうしてだろうか?
そこまで男性が有能であるとは感じられないから、どうにもわからない。
低能(無能)な男性だってもちろんたくさんいるし、暴力性しかない男性もいる。
女性にも同様に能力があまり高くない人はいて暴力的な人もいるけれど、有能な女性(アンフェミが認めるかは不明)だっているじゃない。
女性の知能は劣っているわけでもないし、身体的な部分は確かに負けるが、体格や腕力や体力と関係ない部分では、役に立つことを認めたっていいはずだ。
むしろ男性用に仕立てた社会では、学力が男性と変わらなくなった女性は扱いきれないことの言い訳ではないのか?
モノでないと消費できなくなって困るとか、要は男尊女卑なら男は上手くやれたのに!
邪魔な女は居なくなってくれ!
しっかり男尊女卑に戻したい!
男の生きやすさに重点を置いてくれなきゃ男はやっていけない!
ってことなのか?
という邪推をしていまう。
女の生きやすさを少しでも増やせば、男尊女卑で生きていた男性にとって、女はますます扱い難くい存在になるから、女はああだからこうだからと、決まってもいない未来を決めつけて、男尊女卑にしておくべきなんだ!
そうなってくると、フェミニズムはアンフェミには全く共感してはいけない理由になってしまう。
これ黒人差別と構図は一緒ではないか、と思う。
(女性専用車両は黒人差別と同じ構図と男性に言われたので……)
とりあえず、女は奴隷で良しって考え方。
けど黒人は奴隷にしておくべきモノっていうのは間違いだったと歴史で答えが出ている。
黒人には白人と変らぬ能力があるし、大統領にもなった人物もいる。
(いろいろ無理して黒人差別を持ち出しています……)
「女は劣っているから弁えるべき」という説が「男さん」に重宝されている理由は、消費するモノであってほしい願望でしかないように思えてきてどうにも嫌だ。
そうなれば、要は性欲と支配欲で快楽だから(もしくは人類繁栄のための合理的な思考)。
しかも大多数の「男さん」は「賢いっぽい誰かの説を読んで理解できた僕の賢さすら女には無いだろ!」的な、すっげーカッコ悪いマウントの取り方していることにマジで幻滅しているのだ。
ミソジニーを拗らせた人の話はすごくつまらない。
アンフェミ界隈の購買層の話はつまらない。
興味深いと感じるのは売られている説や、その説を売っている人物のSNSの投稿。
これはなんだろう?
宗教的な? アンフェミ、またはミソジニーの経典みたいな?
女性蔑視は根本としてあるべきで、それを軸に社会はあるべきみたいな?
今の政治はまさにそれで出来ているのだけれど、ソレが望む未来ってことでいいのだろうか。
日本の政治には全くフェミニズムは反映されてないし、女性蔑視しかないのだ。
一部の男さんに人気らしい女性の政治家のマインドすらミソジニーでしかなくフェミニズムではないのだし、男性が心地よくて認められる存在はミソジニーが基本なのだ。
それが政治の真ん中にある日本の現在を見て、社会が上手くいかないのは女のせいというのはどうしてだろう?
経済が落ち込んだのも女のせい?
そう言われると、んん?ってなる。
「今の日本の低迷は女が社会に進出したせい。だからフェミニズムは害悪」と言われても、んん?ってなる。
女性の権利が認められた国はそんなにも貧しい国家に成り下がったのだろうか。
フェミニズム先進国や、男性が育児や家事をもしっかり担う国は、不幸になったのだろうか?
日本男性の幸福度は低い。が、結婚すると上がる。
反対に日本女性の幸福度は高い(女性蔑視が酷いこと等から小さなことに大きな価値を見出すようになったから)。
しかし、他の先進国に比べたとき、結婚したら幸福度が下がる唯一の国だ。
女性蔑視の男性にとって、他国より幸福度が低く、自殺率が女性の二倍であることは女尊男卑で女性優遇の証拠である。
が、男性はストレスへの耐性が女性より低いという研究結果もあり、女性のように小さなことで大きな幸福とする能力もないようなのだ。
結婚すると幸福度が上がる男性と、下がる女性。
ここから見えるのは、
男性は家族を得て社会的に一人前と認められ自信がついて、家事等をしてくれる家政婦を得てラクになった、仕事にやりがいもでたこと。
また、アンフェミには女性は未婚時の自由やわがままが通用しなくなったから言われそうだが、
1人でもやって来られた自分が、夫に使われる立場に成り下がることや、自身のキャリアが無意味になってしまうかもなこと、共働きとなったことろで夫は家庭のことについて(家事育児介護)協力的でない、昔のままの大黒柱の家父長様でいることではないか。
このことについては次回もう少し書きたいと思う。
日本は稀に見るミソジニー蔓延る先進国で、現在もいろいろと急降下中にあるようだけれども、女のせいなんだ。ふーん?
…みたいなね。