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【#8 小学生のころの日記】プール清そう

1992年6月5日(金)はれ

ずっと一日中楽しみにしていたプール清そう。いよいよ、5・6時間目がやってきた。

わくわくしながらプールへ向かった。

先生が、

「プールへ入れ〜!」

と言ったので、みんなはしゃぎ回ってプールへ入った。

水はほとんど入っていなくて、かわりにぬるっとしたものがあった。

つるんつるんすべるので、みんな、スケートのマネなんかしてあそんだ。

みっちゃんなんか、つるりん、とすべってしまったんだ。

いよいよ、そうじをする。

みんな、各自のかめのこたわしをして、ゆかやかべをこすりだした。

きれーに、こけやよごれがこすりおとされた後、タカタ先生がすんごい勢いで飛び出している水をプールのなかにぶちまいた。

時々、空に向かってホースを向けたりした。雨の中にいる気分。ず〜っとそのままだったらにじが出るかな...なんて思いながら、頭から水をかぶりっぱなしだった。

また、かめのこたわしをぞうきんがわりにして、ふいていて、パッと手をはなすと、そのまんまツーーーーっと下のほうまですべるんだ。

それがおもしろくて、おもしろくて、みんなすべりながらぶつかりあいこ。

私も、はじめは気がひけたけど、1回やってみると止まらない。何回もやった。

プール清そうがひとまずすむと、ほとんどの人たちは教室へもどった。

私たちは残って、コーススロープの整理などをした。

サービスに、タカタ先生は、私たちをプールで遊ばせてくれた。残っていて良かったな、って思った。

今日は学校に来て、ほんとうに良かった。

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「かめのこたわし」って久しぶりに目にした言葉です。どんなだったっけ?と画像検索してしまった。

そして、「プール清掃が楽しかったから、学校に来てほんとうに良かった」と思えるのが子供らしい心持ちだなぁって思いました。

【昔の日記の公開について】

私は、小学校時代から40代にいたる現在まで、ずっと日記をつけています。

最近、初めて小学生時代の日記を読み返してみました。

そこには、大人になった私には思いつかないような子どもならではの言葉づかいや発想があって、「子どもっておもしろいなーー」と思いました。

読んでくださる方が、どこか懐かしい気持ちになってくださればうれしいです。

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