
【失敗】の捉え方
この度はご覧いただきありがとうございます。メンタルコーチ箱﨑でございます。全アスリートが最大の力を発揮できる世界を目指し、日々活動しております。何卒よろしくお願い申し上げます。
今回は、少し違った角度から【失敗】についてお話をさせていただきます。
【失敗】と聞くと、どんなイメージを持ちますか?成功していない。達成していない。目的を果たせていない。効果があらわれていない。結果が出ていない。などでしょうか。ちなみにわたしの【失敗】の定義は、≪行動しないこと≫です。いずれにせよ【失敗】ということばには、ネガティブなイメージが付いているかと思います。
もちろん中には、失敗は成功のもと。失敗は挑戦した証。など、ポジティブに捉えている人もいらっしゃると思います。ポジティブに捉えることはとても素晴らしいことです。ちなみにポジティブに捉えるためのコツは、きちんとネガティブを受け入れることです。きちんと受け入れられるからこそ、ポジティブに変換ができるのです。つまり、【失敗】は多くの人にとって、(たとえポジティブに変換している人であっても)やはりネガティブなものなのです。
しかし【失敗】は行動している人には、間違いなく訪れるものです。【失敗】を避けて成長はできません。そこで今回は、この【失敗】について、わたしなりの捉え方についてお話をさせていただきます。
わたしは先日、これはこれは落ち込む出来事がありました。唯一の救いとしては、まわりの人に迷惑を掛けなかったことくらいでしょうか。しかしもちろん今は、それを教訓に前進しています。
では、相当落ち込んだにも関わらずどうやって前進できるようになったのか。それには、2つポイントがあります。
①受け入れる
②伝記
①まずは何よりこれが大切です。わたしの能力が足りていなかったから、思うような結果が出なかった。これをきちんと受け入れることです。もちろん「ああしておけば良かった」「こうしておけば良かった」とは思います。しかし、その前にきちんと受け入れることです。受け入れずに「たられば」を考えても、ただモヤモヤするだけです。受け入れた後に「たられば」を考えると、それは次に向けての解決策になります。ぜひ、落ち込んだときにはまず何より受け入れることを意識してみてはいかがでしょうか。
②そして最近取り入れたのが、これです。伝記。伝記というと堅苦しいですが、テレビ番組の≪情熱大陸≫≪プロフェッショナル 仕事の流儀≫≪カンブリア宮殿≫などをイメージしていただければわかりやすいかと思います。
上述のテレビ番組は(詳細な構成は異なるものの)、第一線で活躍している方たちの過去から現在までの足取り、そしてこれから先の未来に向かっての思いをまとめた番組かと思います。ここに取り上げられる方たちに共通することは、ほぼ間違いなく全員が【失敗】しているということです。さまざまな苦難を乗り越え、現在第一線で活躍しているのです。
わたしは勝手ながら、これを自分自身に置き換えています。わたしが目指すビジョンに対して、現在はまさにその途中である。とんでもなく落ち込んでいる目の前の【失敗】も、番組を作り上げるためには大切なもの。『あの時のあの経験が今に繋がっていますね~』なんて笑いながらインタビューに答えている。そう思うと、より魅力的な番組作りに貢献できているなと楽しくなり、またビジョンに向かって歩き出すことができます。
ここで大切なことは、ワクワクしたビジョンを掲げているかどうかということ。そして、日々そのビジョンを意識できているかどうかということです。ビジョンが無かったり、意識できていなければ、目の前の【失敗】に囚われてしまいます。そうすると、そこから歩き出すことはできません。
ぜひ、まずはワクワクしたビジョンを描き、日々それを意識したうえで、伝記という考えを持って【失敗】を捉えてみてはいかがでしょうか。
全アスリートが最大の力を発揮できる世界をつくる
プロメンタルコーチ箱﨑