「なぜ、ラオスでコンサルタントとして仕事しているのか」という質問に対する回答
私の仕事は、"コンサルタント"です。
と言っても、正直、「コンサルタントって、結局何やってる人?」ってなるし、なんなら、ちょっと怪しい感じもする。(←個人的な感想です。社会のあらゆるコンサルタントさんが怪しいと言ってる訳ではありませんので、あしからず。)
やってる内容からすると、"なんでも屋"とか"便利屋"の方が近いかもしれない。
でも、"なんでも屋"とか"便利屋"っていうのも、ちょっとフランク過ぎる気がするし、1番の問題は、英語やラオス語で説明するのが難しいこと。
ちなみに、「コンサルタント」という言葉を調べてみると、
仕事内容からすると、まんざら間違ってもいない。というか、やろうとしている仕事は、まさに「コンサルタント」と言っても、差支えないと思う。
もう1つ、ざっくり"コンサルタント"と名乗ってる理由は、ラオスでは、"コンサルタント会社の社員"ということになっているから。
現在は、ラオスでは"配偶者ビザ"という制度が出来て、ラオス人と結婚すれば、外国人であってもラオス人の配偶者として、ラオスに居住するためのビザを取得することが出来ます。
でも、私が夫と結婚した当時は、まだ"配偶者ビザ"という制度はなくて、たとえラオス人と結婚しても、ラオスに居住するためのビザは取得出来なかったので、ラオスに住みたければ、就労ビザなど、何かしらの方法でビザを取得する必要がありました。
結婚すると決まった時点で、既に以前働いていた現地の日系の会社は退職していたし、パクセーという場所で、就職先を見付けるのは簡単なことではなく。
そもそも、前職を退職すると決めた時点で、当分、どこかの会社に所属するのはイヤだなあと思っていたのと、夫についても、どこかの組織に所属して働くよりは、自営の方が向いてるんじゃないかなあと思っていた、ということもあって。
結果、総合的に考えて、自分達で会社を作って、そこのスタッフとして、私の就労ビザを取得するのが、最も最適な方法だという結論に。
そこで、何の会社を作るか、ということになった時、前職を退職すると決めてから、実際に退職するまでの間に、色々動いて、"コンサルタント"的な仕事をする目処をつけていたこともあったし、レストランや物品販売など実際に店舗を持たないといけない業種は色々大変だし。
今後どんなことをするにしても1番融通が効きそうで、自宅を会社として利用することも出来る「コンサルタント会社」を設立するのが良さそうだということで、決定。
外国人が会社を作る場合、業種によっては、色々規制や条件があるけど、ラオス人が作る場合は、そんなに難しくないので、夫の名義で、コンサルタント会社を登録。
最初、役所に登録する時に、"コンサルタント会社"とはなんぞや、何をする会社なのか、というのを説明して、理解してもらうのに、若干時間がかかったけど、とりあえず「日本の会社や個人の投資を手伝って、チャンパサックへの投資を促進する仕事」だから、みたいなことで押し切って、なんとか無事に設立。
おかげさまで、就労ビザも取得出来、コンサルタントとして、またラオス人の配偶者として、ラオス南部の都市パクセーでの新しい生活を始めることが出来るようになったのでした。