10代のわたしを励ましてくれた1冊。『行き抜いて、息抜いて、生き抜いて。』-10代だったわたしが、贈りたい1冊-
こんにちは!暗やみ本屋ハックツのはらです。
先週、10代の学生スタッフと「10代とつくるラジオ『ハックツラジオ』」の収録をしました!8月のテーマは「友だちとうまく付き合うには、どうしたらいい?」でした。
出演してくれた子は、偶然にもみんな中学・高校と同じ学校。大学という、自分の過去を知っている人がゼロに等しい環境に身を置くことの怖さと、新しい人間関係を築いていく難しさについて、話しが盛り上がりました。
高校時代、友だちがうまく作れなかった私には好都合な環境だったけど、彼女達からすればすごく居心地が悪い環境で。人それぞれ、何を窮屈と感じて、快適と感じるかは違くて。
その違いは、その人が歩んできた日々に大きく左右される。他者への想像力を働かせることをさぼっていた自分を、少し恥ずかしく感じました…。
こんな風に、相手の立場に立って考えること、他社の気持ちに寄り添うこと。これらを大切に、丁寧に実行している、学生スタッフのちゆきちゃんが選んだ1冊を本日はご紹介します📚
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こんにちは!
暗やみ本屋ハックツスタッフのちゆきです!
もうすぐで20代になるまだ10代のスタッフですが10代を振り返って、出会えてよかったと思えた本を紹介します。
**10代だったわたしが、贈りたい1冊
「行き抜いて、息抜いて、生き抜いて。」**
受験期は1人で物事を考える機会が増える時期だと思います。
漠然としていて読み取ることが難しい先の事への不安が生まれるかもしれません。特に今年はコロナウイルスの影響もあり、これから先どうなるのかな?なんて考えてしまう時間が増えたのではないでしょうか。
そんな不安を抱いた10代の皆に優しく寄り添い、背中を押してくれるような言葉が散りばめられた1冊の紹介です。
迷った時は
「どちらが楽か」ではなく「どちらが楽しいか」で決めること。
「どちらが正しいか」ではなく「どちらが温かいか」で決めること。
「どちらが得か」ではなく「どちらが徳か」で決めること。
「どちらが損しないか」ではなく「どちらが後悔しないか」で決めること。
私は受験期にこの本に出会いました。
どこで誰に聞いたのかは忘れてしまったけれど、
「悩みがあるときは本屋に行くといい。」
という言葉を昔から実行していて、その日も私は
「このまま勉強していて受かるのだろうか」
という漠然とした悩みを持ったまま本屋をうろうろしていました。
そんな時タイトルに惹かれて手に取ったのがこの本でした。
何か自分の悩みの助けになるような気がして中を見てみると、私にとって自分の価値観が変わるほどの言葉が散りばめられていました。
受験期の自分に特に刺さった言葉が冒頭の『迷った時は〜』でした。
学校の行事はもうない、残すは受験と卒業のみ。
けれど、今の勉強で大学に受かるかどうかも不安。
そんな気持ちのなか出会ったこの言葉は、
「受験までの残りの期間、できることは全てやろう。今までも手を抜いてきたわけじゃないから。そうしたらきっとどんな結果になっても後悔はしないな。」
という気持ちにさせてくれました。
「後悔しない選択」としてまだ頑張ろうと思わせてくれたのです。
自分がこれからどのように歩んでいけば良いか、そこへのヒントがこの本にはあると思っています。
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<暗やみ本屋ハックツとは?>
暗やみ本屋ハックツは、大人の方から寄贈いただいた本だけが並ぶ、10代限定の古本屋です。多いときでは約80冊が店内に並び、営業日によって本は入れ替わります。
店内は「暗やみ本屋」の名の通り、真っ暗やみ。若者たちは洞窟のなかで宝探しをするかのように、懐中電灯を片手に本を探します。
それぞれの本は大人からのメッセージつき。若者たちはメッセージを読みながら本を手にとり、自分が欲しい本を選びます。寄贈された本がハックツされる(若者の手に渡る)と、スタッフより「ハックツされました!」メールが届きます。
ハックツで出会う本や、地域の大人との出会は、若者たちの人生の選択肢を広げるきっかけになると信じて活動を続けています。
<お問い合わせ先>
◆gmail:hakkutsu.kamisyakujii@gmail.com
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