字書きがもちママさんに本気でインタビューした話<後編>
さて、前回の記事ではもちママ:てちこさんがヒプマイに出会ってもちママになるまでについてを語っていただいた。後編である今回は、もちが生活に与えてくれる潤いについて、もちビギナーの字書き:はっこ(筆者)にご教授いただいたことをまとめていこう。
もちと「暮らす」生活
てちこさんのアカウントに投稿されるのは、もち衣装だけではない。
もちたちの短い台詞とともに、
ちょっとしたコンセプトとともに撮られたスナップ。
これが荒んだ筆者の生活のオアシスである。
この写真の何がしびれるかというと、その「もちと一緒に生活している」感覚である。
もちがただのぬいとしてだけではなく、生活の一部に溶け込んでいる姿。
もちと暮らすヒントを、てちこさんに聞いた。
てちこ)なんていうんだろう。「我が子のように、一緒に暮らす」っていう。
はっこ)我が子のように。
てちこ)なんだろう、うち、ハムスターいるじゃないですか。
はっこ)ああ、サスケくん。(可愛い)
てちこ)そう。で、なんとなくサスケくんと接するときの感覚と似てて。
もちに対して。
だから本当に、生き物のように接しているんだろうなあっていう。
はっこ)ああなるほど。
てちこ)自然とそうなっちゃってるのかもしれない。なんか、似てるし。ハムスターともち。
はっこ)形状似てますね。丸いし。
てちこ)我が子のように。
はっこ)良いなあ。幸せなもち。
てちこ)そう言っていただけて、光栄です。
はっこ)私も二匹、おうちにもちいますけど、アニメイト行くって時とかは
結構連れて行ったりしますけど、それ以外の時って結構、おざなりに
しちゃってるなっていう感じがあって。
てちこ)それはママさんによるから!
はっこ)いつもはトランクに入れておいといてるんですか?
てちこ)うちのですか?うちのは透明のクリアケースがあって。
そこにみんな入れて、いつでも見れるような場所に設置してる感じです。
はっこ)なるほど!確かに。私、推しBOXが透明じゃないんですよね。
なんか、疲れ切った時に開けて、「フフフ」って言う用の箱なんで(笑)
てちこ)「フフフ」(笑)それ良いですね
はっこ)私の方が変態っぽい感じがしますね(笑)
てちこ)良いじゃないですか、『ウフフBOX』
もちと出かける
はっこ)お出かけの時は大体誰か連れて行ってるって感じなんですか?
てちこ)そうですね、大体連れて行ってることが多くて。
ちょっとコンビニ行くとか、その程度は連れていかないですけど。
仕事行くとか、電車乗ってどっか行くっていう時とかは、一匹は連れて行くかな。
はっこ)その選ばれし一匹はどうやって選ぶんですか??
てちこ)ああ、もうその日の気分ですね笑
(中略)
はっこ)良いなあ。じゃあそれがちょっとルーティーンみたいになってるんですかね。今日は(この子)みたいな。
てちこ)そうですね、いると安心するから。
じゃあ今日はこの子連れて行こう、とか。
あとは、病院とかに行く時は、寂雷先生についてきてもらう、みたいな。
はっこ)人選が。
てちこ)そうそう。ここ行く時はこの人かな、みたいな。
はっこ)それはね、そうですよね。それに従ってね、シフトを入れていかないと。
てちこ)もちシフトをね。
もちで生活が変わっていく:もち『ママ』になるということ
はっこ)やっぱり、もちがいない暮らしと、いる暮らしだと充実度違いそうですよね。
それだけこう、一緒にいるってなると。
てちこ)そうですね、後もちがいてから結構アウトドアになった気がします。
はっこ)おお!アウトドアに?
てちこ)そう、アウトドア率が高くなった気がします。もちがいることで。
私が行きたいっていうよりも、この子たちを連れて行ってあげたいから、
そこに行きたい、みたいな。
はっこ)なるほど!本当に我が子のように、ですね(笑)
てちこ)ですよね(笑)子供を遊園地に連れて行く親みたいな(笑)
はっこ)え〜良いなあ!それ楽しいですね!
どのもちをどこに連れて行くかっていうのが考えるの楽しいですね
てちこ)まあ、今12人なんで、(持ち運びには)今トランクで収まってるんですけど。自分の持ってるトランクで。今度ナゴヤとオオサカが増えることになって、
全員連れて行く時どうしようって悩んでますね。
はっこ)確かに。あれが18ってことですよね。18匹は…結構な嵩とりますね(笑)
てちこ)プロ野球か、っていう。一軍二軍作れるんじゃないかって。(笑)
はっこ)あ、もうもはやスポーツバッグみたいなのが良いんですかね?
あの、野球部少年が持ってる。
てちこ)あ、エナメルバッグみたいな?
はっこ)そうそう。スポーティーなバッグから、もちが18個出てくる、っていう。
てちこ)可愛いそれ!
はっこ)間仕切りみたいなのだけ、作らないといけないかもですけど。
てちこ)良いなあ。今度プロ野球も、観客動員始まるそうですし。
はっこ)そうですね
てちこ)これはちょっとプロ野球見に18人連れて行かないと(笑)
はっこ)どこの球団の試合がいいかな。巨人対ベイスターズとか、ないのかな。
てちこ)そしたら東京対横浜で(笑)
はっこ)ああ、でもオオサカナゴヤは…
てちこ)中日と阪神?もちリーグ戦、楽しそう!(笑)
はっこ)確かに。なんかそうやって考え始めると、もち基準で今度どこ行こうかなって考えるのがもう楽しいですね。
てちこ)そうです!だからアウトドアになっちゃうっていうところはありますね。
もちの飼い方(集め方)
筆者は現在、二匹もちを飼っている。大体のもちころりんがそうであるように、彼らはトレーディング形式で販売されているため、開封する瞬間までどのキャラクターのぬいなのか知ることはできない。いわばギャンブルである。
(ちなみに筆者は生まれた瞬間からくじ運が悪いのでいまだに最推しは引けていない)
もちビギナーが、もちを飼う際の極意を聞いた。
はっこ)もちは、やっぱり集めた方が楽しいですかね。
てちこ)それは…まあ人によるんじゃないですか?
はっこ)てちこさんのおすすめのもちの買い方ってどんな感じなんですか?
てちこ)…箱買い。(笑)
はっこ)大人の意見だ(笑)ダブったりしないんですか?箱買いって。
てちこ)ダブった子に関しては、求めてる方にお譲りしたりとか、
そのまんまうちにいたりとかしてますね。
はっこ)なるほど。これは箱買いしなきゃだなあ。
てちこ)ね。ドカンと。
はっこ)ドカンと。もちもちに。
てちこ)あとなんだろう、中古ショップとかで売られてる子とかっているじゃないですか。
はっこ)ああ、はいはい。
てちこ)なんか…かわいそうになってきちゃって。
結構、「うちにおいで」って迎えちゃう時ありますね。
はっこ)もう、里親ですね。
てちこ)そうですそうです。里親で。
はっこ)養子縁組。
てちこ)養子縁組(笑)それも一つの形ですよね。
二次創作がくれるもの
最後に、このインタビューを通してとても印象的だったお話を一つ紹介して結ぼうと思う。
これは筆者がTwitterでアカウントを持ったきっかけの話をしている時に、二人からこぼれた話である。
はっこ)それでTwitterをはじめちゃいました。親に内緒で。
てちこ)親に内緒で(笑)
はっこ)そしたらね、なんか反応してくれる方が幸運にもいてくれて。
で、それが楽しくて、共感してくれている人がいるのが嬉しくて、
多分今も続けられているんですよね。
てちこ)なるほど。自分の作品を誰かに見てもらって、共感なりしてもらって、
それがまた創作の意欲になる。
はっこ)そうですね。まあ、文字書いてるのは多分、それが好きだからっていうのが一番大きいんですけど。やっぱこう、見てもらいたいって思ったのは、仲間が欲しかったからですかね。
てちこ)ブクロ仲間がね。
はっこ)そう。だから一人で書き続けるっていうのも、できるはできるんですけど。「それ面白いね」とか、まあ最悪「好きじゃない」でも別に良くて、反応してくれる人がいると。
てちこ)創作してる人はね、何かしらそういう気持ちありそうですよね。
はっこ)「やっぱり!?」っていう(笑)
てちこ)「だよね!」って。
だし、それを見て「私も文字書いてみようかな」とか
「私もぬいぐるみ欲しいな」とか。広まったら嬉しいですよね。
はっこ)そうそう。きっかけになるっていうのは可能性としてはもちろんあるし。
てちこ)それでね、ヒプマイのファンがもし増えたりしたら我々は嬉しい、っていう。
二次創作の創り手の私たちは、あくまで一ファンにすぎない。
ものを作らなくても当然、ファンでいることはできる。
推し方は百人いれば百通りあるのだ。
しかしこうして何かを作って発信したいと思う裏には、誰かにこの「好き」を伝えたいという気持ちがいつも流れているのかもしれない。
今回はてちこさん(@kpmn123)に、3時間超もの時間をインタビューと萌え語りにお付き合いいただいた。
彼女の素敵なもちライフ、是非一度覗いてみてはいかがだろうか。
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