ねんざを繰り返す「ねんざ癖」は、どうやって治す?
ねんざを何度も繰り返してしまう「ねんざ癖」。
スポーツ関係の方には、嫌な言葉ですね。ねんざのたびに練習を休まなければならず、回復しても、またねんざするのではないかと気になって全力が出せなくなってしまいます。
・ねんざ癖は「足首が傾いている」から
ねんざ癖の原因を一言で言うと、足関節の傾きです。
ねんざが治った後に、関節の一部に動きにくさが残ることがありますね。
全体として動きにくいと、可動域が減ったと感じます。
意外と気づかないのが、関節の一部だけが動きにくくなっている場合。
とくに多いのが、内くるぶしのあたりが動きにくくなっている場合。
足先を伸ばしたときに内側に向いてしまうので、体重を真っ直ぐ受け止められず、再びねんざを起こしてしまうのです。
・足の傾きのチェック
足の甲が真っ直ぐになるまでつま先を伸ばして、足先の向きを観察します。楽に真っ直ぐ伸びるならOK。
力を入れないと真っ直ぐにできない場合は要注意です。
判断に困る場合は、左右の足を見比べて下さい。差があれば注意です。
・対策は?
足先が真っ直ぐに向けられるように、靭帯をストレッチする方法があります(筋肉ストレッチよりも時間をたっぷりかけるのがポイント)。
あとは、以前にも書いた内くるぶしの関節リリース。
動きにくい方の足の、足首にもう一方の足をのせて(強く押しすぎないように)、足首をパタパタとうごかします。
気長にやると、足首の可動域が次第に広がってきます。
それでも残る場合には、かなり強く固定されているので、専門的な施術でリリースしてもらうほうがいいです。
足首の関節がまっすぐ動くと、ねんざの可能性はかなり減らせます。
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