5/18、第一節 本当の道は天地自然の法則 を大幅に修正しました。
自分の勉強も兼ねて、二宮翁夜話について書いています。不定期投稿。
ニワカのやることなので、読み間違いなどありましたら、ご指摘いただけると助かります。
・抄訳
・感想
この水車のたとえは、好きな話です。
中庸と言うと「なんとなく真ん中」とか「行きすぎない」のイメージになりやすいところですが、水車のイメージにするとわかりやすくなる。
人道は、前節でも書いたように人間が作り出した脆いものなので、どうしても力が不足気味。
一方で力をくれるのは、天地自然に属している本能的な欲望です。人間の欲望はとかく悪いものと言われがちですが、自然で強力。
本能の強い力を使いつつ、それに逆らう人道があってこそ上手く回る、という実践家の言葉でした。
文章全体としては欲のことを書いていますが、最後の部分で、天地自然に対する中庸についても触れていますね。
「天地自然にすべて任せると、全てが荒地に戻ってしまう」
という、前節で書いた話の繰り返しです。
・原文