【第15回配信】写真でわかる 駅前豆辞典「駅前広場 編」
『八画文化会館vol.5 特集:駅前文化遺産』
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先行配信の第15弾をお届けします。
駅前の「壁」につづき重要なのが「広場」ですよね。
では、駅前広場編始めましょう!
えきまえ-ひろば【駅前広場】
駅を降りて町へ向かう際には壁を見せるため、町から駅へ向かう際には駅舎を見せるために重要な駅前の空間。
駅正面に垂直に道が付くタイプ、コの字型で壁と水平に道が付くタイプなど、道の付き方によって広場の形状にバリエーションがある。
交通結節点としての機能性が求められるが、町の玄関口として旅人を歓迎して町を紹介する役目や、住民や利用客に道徳を訴えるなど、様々な場としても活用される。
盆栽や花壇、噴水などの憩いアイテムが設置され、広場美も競われることがある。
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【目次】
1. 盆栽ロータリー
2. 歓迎の意
3. 名産ファニチャー
4. 発祥の地モニュメント
5. ローカル銅像
6.駅前宣言
7.駅前道徳
8.交通安全
9.悪書追放ポスト
10.ライオンズクラブ
11.ロータリークラブ
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1.盆栽ロータリー
盆栽を中心に据えた駅前空間のこと。盆栽は広場を美しく見せる重要なアイテム。植物と岩など自然物のみのタイプと、盆栽の中に宣言塔や銅像、時計など人工物を立てるタイプに大別される。ミニチュア感があると盆栽らしく、好まれる。
▲山陽電鉄本線 尾上の松駅(兵庫県加古川市)
暖かい地方ではシュロが生えた南国風の盆栽も
▲近鉄大阪線 名張駅(三重県名張市)
駅舎に比べて小ぶりな盆栽が奥ゆかしい
2.歓迎の意
観光客の有無に関わらず、もてなし精神を働かせて駅前広場内に設置された「よそ者に優しい雰囲気」の創作物の総称。有名観光地ではよく見られるが、「ようこそ平内町へ」などと、聞きなれない名前の市町村が入っていると嬉しい。
▲青い森鉄道 小湊駅(青森県平内町)
地元の偉人は銅像にされるケースが多いが、軽妙な顔ハメタイプもある
▲JR北海道室蘭本線 登別駅(北海道登別市)
迫力あるコンクリートの鬼で、ストロングスタイルの歓迎
▲JR東日本他 二戸駅(岩手県二戸市)
方言での歓迎も、なかなか嬉しいもの
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