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【第11回配信】駅のはずれでハシゴ酒。豊橋駅西のバラック街と唐津駅高架下屋台街

『八画文化会館vol.5 特集:駅前文化遺産』
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先行配信の第11弾をお届けします。

駅前といえば、酒でしょう!

というわけで、駅のはずれにある飲酒文化を追ってみたいと思います。ではいきます。


駅前は昼と夜では、違った表情を見せる。ステーションデパートや駅前ビルなど、娯楽と食事と買い物のための施設は昼の顔。夜になると駅の地下や裏、高架下など、駅前の境界的な場所では、一軒、また一軒と灯がともりはじめる。

夜の駅前は、酒文化と切っても切れない縁がある。クリーンになってゆく街のはずれに、かろうじて残っている猥雑な酒場地帯を探して夜の駅前を歩いた。

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【目次】

1. 駅西バラック街まき
2. 佐賀の駅西さかえ

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1.まき

▲富士急行「三つ峠駅」の駅裏にある〈駅裏〉という店。これぞ駅裏

駅の高架化が進み、いかにも怪しい「駅裏」を見かけなくなった。かつて日本海側の地域を「裏日本」と呼ぶ時代があったが、差別的だとされて死語となった。それと似て「駅裏」という言葉自体も聞かれなくなった。

▲豊橋駅の表面

愛知県の豊橋駅は、東口が表玄関。

▲豊橋駅西

西口に2階建ての長屋が軒を連ねるバラック街がある。1958年から続き、地元民には「西駅の飲み屋街」と呼ばれている。

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