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嫌なことを考える時間が無駄

「嫌なことは寝たら忘れるよ」

「嫌なことはいつか忘れるよ」

よくこのような事を言う人がいる。

私はこの言葉に納得がいっていなかった。何故なら単純に嫌なことが忘れられないからだ。(あまり一般社会で大きな声では言えないが、過去に私を苦しめた人たちは全員不幸な道を歩んで欲しい、というか歩んで当たり前だと思っている。)

このような事を頭の片隅で思っている私だが、最近の私は「どうせいずれ死ぬんだし、人生は限られた時間しかないし、嫌なことをいつまでも考えているより楽しいことや好きなことについて考える時間が多い方が人生楽しくなるぞ」というような考え方ができるようになった。以前は何か嫌なことがあると、その事をいつまでも引きずりいつまでも腹を立てていた。嫌な人がいても、その人の事を引きずりいつまでも腹を立てていた。しかし最近は、嫌なことがあっても嫌な人がいてイラッとするようなことがあっても「まぁこんなことでイライラしてるだけ時間の無駄だな」とすぐに怒りが収まるようになった。(ただ、「お前いつか〇したるからな」と思うことはあるけれど。)こうして、マインドコントロールできるようになったことは、以前の自分では考えられないことだ。自分で言うのもだが、何だか成長を感じた。

よく日記を毎日書いている人がいる。それも、今日あった嫌なことなどを書いている人がいる。私の好きなラジオのパーソナリティーの芸人は「黒いノート」という物を持っており、嫌なことがあった時にそのノートに嫌なことや愚痴を書いているそうだ。嫌なことを日記や自分専用のノートに書くことが本人の発散方法になっているのなら良いのだが、個人的には日記に嫌なことを書く人の気が知れないと思っている。嫌なことは忘れたいのに何故わざわざ記録が残る物に書くのだろうか。見返したらまた思い出してしまうのに。そもそも「書く」という行為をすることにより、書いた内容と書くという行為をした記憶が残る。テスト勉強で覚えるためにひたすら書くという勉強法があるくらいだから、忘れたいことは書かない方が良いのではないかと思う。一応言わせて頂くと、あくまでも個人的な意見であり自分のこの意見が正義であるとは思っていない。書きたきゃ書きゃいいし書きたくなきゃ書かなきゃいい。人それぞれ好きにしたらいいと思っている。

21年生きてやっと楽に生きるコツ、人生において余計なストレスを溜めないコツが掴めてきた気がする。あらゆることに期待せず生きること、嫌なことを考える時間より楽しいことや好きなことを考える時間を増やすこと。そんなわけで私は今日も楽しく生きようと思う。

※この文章は2021年7月16日にALISに投稿されたものです。

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