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通信回線の配線工事・開通調整からインフラエンジニアを目指すために必要なことまとめ

こんにちは。未経験からエンジニア転職して月収30万円超えしたタケシです。

私が過去に在籍していた会社では、エンジニアになりたい未経験者を大量に中途採用して研修後に特定派遣していました。

彼ら彼女らの多くが某通信キャリアに派遣され、クラウドサービスのヘルプデスクや通信回線網の配線工事調整・通信建設業者との開通工事の調整、開通統制などの仕事をしていたのを覚えています。

彼ら彼女らは私の後輩にあたり、社内行事などで仲良くなったことがきっかけでよく転職相談を受けました。その内容は大体以下の通りです。

・インフラエンジニアになれると思ったが、CCNAの知識も不要なエンジニアとは呼べない仕事をしている。スキルや経験をつむ機会もない。
・ジョブローテーションを願い出ても、上司は「今の現場で長く働け」というだけでまともにキャリア相談にのってくれない。
・転職してインフラエンジニアを目指そうにも、今の職歴はエンジニアの転職で評価されないと知り絶望している。

せっかくCCNAに合格して「エンジニアとして成長するぞ!技術力を高めるぞ!」と期待に胸を膨らませて高い意欲で現場に行ったのに、エンジニアとしての職歴もスキルも身につかない仕事をさせられたらそりゃ絶望しますよね。

Twitterでも同様の声をいただいきました。

ちなみに、そのような現場に10年以上居続けた人間の末路は次の通りです。

・派遣元で管理職(派遣社員を現場に送り込み管理する側)になる
・現場でリーダー的ポジションとなり派遣元から引き抜かれる
・他に行ける現場がないので同じ仕事を同じ賃金で何十年も繰り返す

うわぁ……見事にその現場でしか役立たない人材と化してますね……。たまげたなぁ。

なお、↑で説明した「管理職」とは、(当時の)私の直属の上司をはじめとした特定派遣で常駐している派遣会社の社員(リーダークラス)を指しています。

このnote公開後にいただいたTweetですが、当時の私の直属の上司も10年以上同じ現場(確か大手町)にいて、他拠点(浜松町、内幸町、神保町など)の派遣エンジニアを管理しつつ(契約更新ごとに単価UP交渉も忘れない)、常駐先のプロパー社員に媚を売って要員に空きができたら自社の人間を押し込もうと営業する人間でした。

こういう人間がエンジニアのキャリアについて的確にアドバイスしたり、社員1人1人の自己実現や成長を快くサポートしてくれるわけありません。そいつらは自分の出世(そのための社員の単価UPと常駐先内でのシェア拡大)にしか興味ないのです。

そこで今回は、同じような立場にいる人たちがどのように今の現場を抜け出しエンジニアとして働けるようになるのかを解説していきます。

1. 高度資格取得やプログラミング・インフラ構築スキルを身につけて転職

私を含めたやる気のある人間は、より高度なネットワークの資格(CCNPやCCIE)を取得したりプログラミングスキルを身につけてさっさと転職していきました。

エンジニアとは呼べない職歴と言えども、営業や事務などと比べたら「TCP/IPやネットワークの基礎知識がある人材」として評価してくれる企業もあるので、独学でプログラミングやインフラ構築のスキルを磨かれているなら、未経験可の求人に応募して再起を図るのもおすすめです。

Wantedlyで検索すれば上記記事内で紹介している株式会社クラスアクトのような未経験者でもインフラエンジニアとして積極採用している企業があります。

2. 同じ派遣元にいながら上流工程のチームへ異動する

事情があって転職が難しい場合は、現在常駐している通信キャリアの上流工程に携わることを目標にしましょう。

具体的にはルータ、スイッチ、ファイアウォール、ロードバランサなどを用いたクラウドサービスやデータセンターやモバイルネットワークなどのネットワーク基盤設計・構築、IP-VPN・VoIP・無線LANなどのネットワーク設計・構築、ベンダーコントロールの経験がつめるポジションです。

これができれば立派なインフラエンジニアだと言えますし、エンジニアとしての市場価値もあがって転職するときも高く評価されます。

派遣先と派遣元での社内営業が必要になりますので、人事の決裁権者(自分を推薦し希望の部署やプロジェクトに異動させてくれるだけの社内政治力を持つ人)とのコネを構築するのも忘れずに。

有料:【実績あり】インフラエンジニアになるための志望動機・自己PRの書き方

私自身も通信回線のヘルプデスクのような仕事をしていましたが、その後にインフラエンジニアとして転職できたときの志望動機・自己PRをご紹介します。

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