恐らく人生で初めての群馬県へ

　昨日から本日にかけて1泊2日、私は恐らく人生で初めての群馬県に訪れました。私は47都道府県全てを訪れることを一つの目標としており、今回の群馬県で47都道県の中で半分近くは訪れたことになります。

　群馬県の中でも今回訪れた場所は伊香保です。私は温泉が好きなのでかねてより草津と伊香保に訪れたい気持ちがあり、今回は予算と時間の制約を鑑みて伊香保を選択しました。

　昨日の2024年9月29日は日曜日ということもあってか、伊香保へ向かう高速道路はそこまで混んでいませんでした。ドライブを楽しみながら伊香保に向かうと、チェックインの時間よりも早く今回お世話になった温泉旅館に到着しました。温泉旅館の駐車場に車を止めて外に出ると、空気が澄んで山にいるような感じがしました。

　チェックインの時間までは旅館のロビーでパソコンでも触っていようかと思っていたところ、係の方がご親切にも飲み物と菓子を出してくださり、チェックインの時間を早めてくださいました。自分の部屋へ向かうとそこにはクイーンサイズのベッドがあり、ドライブで疲れた私は着替えもせずにそのまま昼寝をしてしまいました。

　昼寝から目を覚ますと時間は16時30分を過ぎており、残り1時間30分ほどで夕食の時間となります。ゆっくりと温泉に入ることも一つの選択肢でしたが、せっかくの観光地ということもあったので、旅館から歩いて行ける距離にある伊香保の石段へ訪れました。

　伊香保の石段にたどり着くと、大学生によるアカペラ合唱が披露されていました。私はアカペラをBGMにしながら夕食に間に合うよう早足で、400段近くある石段を登り始めました。400段の石段というと険しい道のりに感じるかもしれませんが、普段からテニスで体を動かしている私にとっては革靴でも問題なく、そこまで息が上がるような険しさはありませんでした。また、石段の途中にはビールを飲む場所、たまこんにゃくが販売されている場所、射的をする場所などがあり、退屈せずに石段に登ることができました。

　400段近くの石段を登ると伊香保神社があり、高台から伊香保の町を眺めることができました。この時点で17時10分前後になっており、現金を持たずに出掛けてしまった私はお参りせずに元来た道を引き返すことにしました。上述した通り石段はそこまで険しくなかったのですが、昨日の伊香保は雨上がりなのか湿度が高く、急ぎで旅館の温泉に入りたくなっていました。

伊香保神社

　下りは登りよりも短期間で攻略し、アカペラの大学生がいる石段の入り口にあっという間に到着しました。そして温泉旅館まで再び歩きました。温泉旅館に到着した時刻は17時40分頃でしょうか、本当はゆっくりと温泉に入りたいところでしたが、18時からの夕食に間に合わせるべく急ぎで温泉に入ることにしました。

　私が宿泊した温泉旅館には、「黄金の湯」と「白銀の湯」の２種類の温泉がありました。前者は以前から伊香保にあった湯のようで色は赤褐色でした。一方、後者はどうやら平成以降に湧いた湯のようで色は透明でした。この時にはゆっくりと温泉を満喫する時間はなかったのですが、どちらも個性がありました。また、温泉旅館には入浴施設が2ヶ所あり、時間に応じて男女の入れ替えで施設を利用できる仕組みになっていました。

　急ぎで汗を流して夕食の会場に向かうと、夕食は群馬産の食材が使われた内容になっていました。群馬産の食材が使われたかは定かでありませんが、私は特に魚介のサラダ仕立てが好みの味で、ソースがレモン風味でさっぱりしていました。夕食を堪能した私は一度自室に戻り、再び温泉に入った後は普段通りの時間の使い方をして就寝することになりました。

魚介のサラダ仕立て

　入れ替えの入浴施設が5時から利用できることもあってか、普段よりも早起きした私は5時30分頃に昨日とは別の入浴施設に入りました──圧倒的に昨日の入浴施設よりも今回の方が素晴らしかったです。まず、今回の入浴施設は温泉の温度が昨日の入浴施設よりも高めに設定されており、私には適温でした。そしてさらに今回の入浴施設は、旅館の最上階に位置しているため露天風呂からの眺めが絶景でした。露天風呂にあった白銀の湯はライトアップされていることもあり、夜にこちらに入浴できたらより素晴らしかったと思います。そして黄金の湯に入りながらの露天風呂も疲れた体を癒してくれました。

　今回の群馬旅行で47都道府県の内、半分近くは訪れたことになりますが、同時に私がまだ訪れたことがない場所は半分ほど残っているので、今回の伊香保のようによい旅をまだまだ体験できそうです。旅行には体力、時間、お金を要しますが、何かと視野を広げることにもつながりますので、色々な体験をしながら47都道府県全てを訪れるという目標を達成していきたいと思います。