自身の能力を過信すると目標とする物事を続けられなくなる
本記事では、過去の私が目標としていた物事を続けられなくなった原因を述べることで、私と同じ境遇に陥りそうな人に対してヒントを残します。
単刀直入に述べると自身の能力を過信したことが原因で、過去の私は途中で目標としていた物事を続けられなくなりました。具体的には自身の能力を過信すると次のような点で間違いを犯してしまい、結果として目標としていた物事を途中で投げ出してしまったのです。
1)取り組んでいる件数が多すぎた
複数の物事を同時並行することはできるにせよ、人によって同時並行できる件数は決まっています。過去の私は自身の能力を過信しすぎた結果、その件数が多すぎて途中で投げ出したことがあります。私を含む多くの人たちは、恐らく1件にしぼった方がよいのだと思います。
2)1件ごとの分量が多すぎた
仮に1)で述べた失敗を鑑みて取り組む件数を1つにしぼったとしても、1件に取り組む分量が多すぎると、やはり途中で投げ出してしまいます。特に新しく始めることはその分量を見誤ってしまうので、私は分量ではなく無理のない短い時間だけ取り組むように意識するようになりました。例えば1日1冊の読書よりも、私の場合は1日10分の読書の方が継続できます。
3)取り組まざるを得ない状況に追い込まれていなかった
寝食を忘れるほどに好きなことを見つけられた人には該当しない話ですが、寝食よりも楽しいことを見つけられない私のような人たちには、何かを取り組まざるを得ない状況に追い込んだ方が継続して物事を続けられます。例えば目標とする物事を普段の仕事に取り組んでしまえば、少なくとも私は否が応でも締め切りに間に合わせるよう、継続して物事を続けられる性格のようです。
4)目標設定が高すぎた
英語を始めて学ぶ中学生が1年で英検1級を取得することは、客観的に見ると明らかに無謀なことです。稀にこれを達成できる人はいるのかもしれませんが、そのような人は特殊なだけで参考にはならないので、自分がこのような特殊な人に該当するとは考えない方が妥当です。むしろ、自分はできない部類の人間だと思っていた方が目標の基準が低くなるので、結果として私は継続して物事を続けられるようです。
5)目標までの期間が長すぎた
私を含む多くの人たちが年末年始になると新年の目標を立てますが、私にとって1年間という期間は長すぎるため、新年の目標を達成するどころか、そもそも目標を忘れてしまう傾向にあります。期間の長さは人によって感覚が違いますが、私は2か月ですら長い期間だと感じるようなので、最大で1か月単位の目標を立てた方が、継続して物事を続けられることに気が付きました。
6)自身の能力を過信していることにすら気が付かなかった
自身のことを把握することは極めて難しいのですが、私のように物事を途中で投げ出してきた人たちは、自身の能力を過信していることにすら気が付いていない場合があります。実際、最近までの私がそうでした。直近で目標を達成できなかった場合は、少なくとも現時点における自身の能力を過信していると考えた方が無難でしょう。