【キャラ考察】和服アレーティア
ゲーゼルシャフト三大学派である『終結』の代表を務めるアレーティア。体調を崩した助手『メモリ』に代わりヒューマレルム開催の初売りイベント目玉商品を入手すべく、優待される着物に着替え、戦場へと赴く…
今でこそ底抜けに明るい性格ではあるが、それは壮絶な過去を乗り越えた姿でもある。最近始めた人にとってはスパイラルとのランデヴーを好む変わったキャラだと感じるだけかもしれないが、そのような方には『ブライト・メモリーズ』イベントをオススメしたい。
和服アーニャは多数の役割を熟せるため、初心者にとっては扱いやすいキャラだと思うが、高火力を求める上級者にとっては、火力不足のために使いどころに悩むキャラでもある。『強化打消し』といった希少なスキル効果を持つために、上手く生かせば遜色ない活躍を見せてくれるはず。キャラ愛が試される。
更新情報:
作成日: 20年12月8日
更新: 21年1月7日 スキルの上方修正に伴う内容更新(赤字表記)
更新: 21年2月2日 コメント追記
1. ステータス
1.1. ステータス:基本情報 (1/7更新)
1.2. ステータス: アビ/ボード
端的に言えば何でも屋である。デバフ付与、強化打消し、アサルト/クリティカルによる高ダメ、そこそこのHPとガッツによる耐久といった幅広い方面で活躍が期待できる。一方で、限られた枠の中でここまで多岐に渡る能力を所持していることもあり器用貧乏なことも事実で、もし前線で活躍させたい場合にはレガリア装備やパーティ編成、場面を慎重に考える必要がある。
<強い点>
・高確率デバフ付与: +52% x 攻撃4回 → (初回)付与率95%
・スキルにて強化打消し
・LS『翠帝の精妙』: 極めて珍しいLSでクリ率大UP
・高クリ率
・ガッツ持ち
・ボードアサルト(ダメ+50%)持ち
<苦手な点>
・デバフが耐性無視でない為中盤から付与困難な場面あり
・アサルトがボードのみのためダメUP系がやや不足
・高クリ率に対してクリダメが物足りない
・攻撃力が低い
2. レガリア
2.1. レガリア装備の考察: SP上昇率の分岐点 (1/7更新)
<過去記事内容>
SP関連のボード/アビを持たないSP100族。デビル・セフエナB4+6を装備することでフェイバー(フェアリーバウム)込みで2回攻撃でスキル溜めが可能※となる※Twitterで筆者は知りました。みんながセフエナB4+6を揃えようとする理由ですね。
1/7に実施されたスキル修正により念願のSP回復を取得。分岐点が大きく変化した。もしSP調整する場合には、デビル・セーフティエナジーB4+3を装備することで全ての分岐点を満足するので、何も考えたくない場合はこちらを装備しておけばよいのだが、+20.1%も必要とするシーンはあまりないはずで、カヤノヒスイを装備して、始めからクリ率を100%近くしておくことをオススメする。
2.2. レガリア装備の考察: スピード系
スピード系のレガリア検討ではアリーナ以外での戦闘を想定しています
スキル効果である強化打消しは魅力的だが攻撃を優先した方が良いという印象。スピードも61あるため許容範囲(筆者は60~70を目線としてる)。ただし好みの範囲で、実際には敵の特性に応じて適切に振り分けることになる
2.3.★ レガリア装備の考察: クリティカル系
前段としてダメージ計算について詳細を述べておく。
※以下の天逆鉾さんのツイートを参照しています。
筆者が記事で使う用語に変換した計算式が下記となる(ダメ軽減は省略)
・[At]: 素の攻撃力
・[Atup%]: 攻撃UP[%]
・[Atup+]: 攻撃力UP[-]
・[At*]: 補正攻撃力
・[Daup%]: ダメUP[%]
※本来は用語が乱立してしまうため宜しくないことなのですが、元々紹介するつもりがなく全く配慮していませんでした。申し訳ありません。
今までの記事はこの計算式に基づいて紹介をしてきた。これを踏まえた上で和服アーニャの各係数を見ていく。
ダメージを効率的に上げていくには『攻撃UP系』『ダメUP系』『クリ期待値』をバランス良く上げることが重要となると過去の記事で紹介したが、正しく言うと、『補正攻撃力』『ダメUP系』『クリ期待値』をバランス良く上げることが重要である。必ずしも攻撃UPに拘る必要はなく、総合的に補正攻撃力が上昇するならば、攻撃力UPでも良い。
★ラビュリントスレガリアについて
徐々に本論へと移る。何故、改めてダメ計算の話をしたかというと環境変化に伴う再検証のためである。環境変化とは'20年12月4日に開始した新イベント『レベルⅥ浄滅戦』で入手可能なレガリア『ラビュリントス』(以降ラビュレガリア)の実装を指す。
詳細な仕様説明は割愛するが、潜在効果の中で『攻撃力+750』に注目頂きたい。もし4枠ある潜在効果枠を全てこれで埋めた場合には、ラビュレガリア装備によって攻撃力+3000の上昇効果を得る。従来の攻撃力UP系レガリアで最大効果は火属性限定のフランメランだったのだが、S4+10でも+2598とラビュレガリアの方が効果大。
攻撃力UP系が生きる時はできる限り素の攻撃力と攻撃UP系が小さい時であり、まさに和服アーニャが打ってつけのステータスといえる。検証結果を下に示す。これはLv70和服アーニャ(=素の攻撃力, 攻撃UP系最低環境)に対して攻撃力UP, ダメUP, クリダメUPを装備した際のダメ期待値を比較したものである。
<攻撃力UP有利環境での比較>
攻撃力UPの有利環境ならばラビュレガリア:攻撃力+3000に軍配が上がる。しかし実際の環境ではレベルを100にしたり、LSに攻撃UPを配置、ギフトパワフルパワー持ちを編成に加えることが多いため下のようになる。
<実環境での比較>
実際の環境では、ダメUP系やクリダメUP系の方がダメージが高くなる。入手困難な不死蝶の涙とほぼ同等の性能を有すると考えると聞こえは良いが、あくまで恩恵を受けやすい和服アーニャだからこその話であることはご留意頂きたい。
2.4. レガリアに関するまとめ
以上のことから、フェイバー持ちのキャラ及び『デビルセフエナB4+6』を所有している場合はそちらを優先しつつ、基本的にはクリダメ系を優先して装備していけば良い。
3. オススメのレガリア装備とキャラ編成
主にギルドレイド(ギルレ)を想定している。また、ここではオススメのレガリア装備を紹介するために、題材となる編成を組んでいるだけであり、決してベストな編成ではないということはご留意のこと。
3.1. 基本形:+ジャマー編成
・ オススメレガリア: 優先順位は下記の通り
① クリダメ系: クリダメ, 属性クリダメ, ゼーレ
② シルバーグラムレプリカ
③ ラビュレガリア:攻撃力+3000
※作成する際には慎重に検討すること。使い道が限られるため
④ 不死蝶の涙: ただしフルHPの対策が必要
④ スピード系
・役割: 代替キャラを探す際の参考
イル・・・高確率で暗闇や毒を付与可能
※敵の耐性に応じて適切なキャラを選ぶ必要あり
3.2. フェイバー加味(1/7更新)
<過去記事内容>
2回攻撃溜めを可能とする編成。デビル・セフエナB4+6作成難易度は高いが、上級者がギルレで積極的に使う場合はこのような編成が必須になるはず。代替レガリアは3.1.と同様
スキル修正によりレガリアでSP調整しなくとも、2回攻撃溜めが可能となった。和服アーニャの長所はスキルに集約(強化打消し・高ダメ)しているため、サタナを編成できる際には一緒に使っていきたい(3.3.参照)。
こちらの編成については『サタナを編成できないが強化打消し/スピードデバフを必要とする場合』『他に木属性の高火力キャラがいない場合』に採用することになる。
・役割: 代替キャラを探す際の参考
精霊バウム・・・フェイバー持ち, オーバーヒール(現状代替不可)
イル・・・高確率で暗闇や毒を付与可能
※敵の耐性に応じて適切なキャラを選ぶ必要あり
3.3. 1回攻撃溜め編成(1/7新規追加)
スキル修正に伴い実現可能となった1回攻撃溜め編成。精霊バウム(フェイバー)がいなくとも、カヤノヒスイをデビルセフエナB4+3にすれば1回攻撃溜めは可能となる。サタナによって状態異常も付与できるため、上級者がギルレで和服アーニャを採用する際にはこのような編成になるはず。
4. 詳細分析
※筆者が数十回の戦闘で得られたデータを元に推定したものであり、正確なデータとは限りませんのでご注意ください。
4.1. 詳細分析: ダメージ倍率(1/7更新)
ダメージ計算時に用いる補正係数の検証結果。20~30戦から集計したデータからの推定値であり多少の誤差が含まれていることにご留意のこと。
和服アーニャのスキル攻撃によるダメージは通常攻撃の3倍となる。またスキル攻撃にあるクリティカル時のクリダメUP効果はクリダメ+75%※
※修正前は+50%
4.2. 詳細分析: ダメージ比較(1/7更新)
あくまで同じ環境(編成,レガリア)でのダメージ比較であり、スキルの回転率等は加味されていないことに注意。こうやって比較すると和服アーニャは火力で一歩劣るように見えるが、『高確率でスピードデバフ』『強化打消し』持ちであることを踏まえると自由枠※としては十分な火力を有すると捉えることができる。※詳細は過去の記事参照のこと
5. 最後に(1/7更新)
正直言うと、和服アーニャは性能面で一線級を誇る程のキャラではありません。はじめの頃は使いやすいと感じるでしょうが、キャラが揃い始めると段々編成外になることが増えると思います。
しかし、レガリアをしっかり装備すれば、TOP層と比較しても若干火力が落ちるぐらいで済むキャラです。そのため『高確率でスピードデバフ』『強化打消し』という役割が生きる場面であれば、今でも前線キャラとして相応しい活躍を見せてくれるはずです。
<1/7更新>
スキル修正に伴い前線に復帰。少なくとも精霊バウム(フェイバー)・サタナのどちらかを一緒に編成する前提となってしまうが、火力についても他の高火力キャラと遜色ないレベルまで改善した。
6. 追記(2/2更新)
第9回ギルドレイド(開催'21/1/27~1/31)において、念願のランキング入りを果たした(木属性使用率4位)。運営によるバランス調整※、敵キャラとの相性、ピリオド達の情報収集力、全てが嚙み合った結果といえる。
※参照:https://note.com/hakase_08/n/n3f36c788dcc7
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