【キャラ考察】ムゥ
作成日: '20年11月7日
更新: '20年11月9日: 属性攻撃ダメ計算修正
更新: '20年12月8日: ラビュレガリア項目追加
キャラ考察記事の第1号は『始まりの魔女』ムゥ。
『マジョカ†マジョルナ』では魔女協会の創設者の1人であったが、ラスピリでは『月刊マジョマジョ』を創設時から支えるトップモデルに転身。気まぐれな性格と書かれているが、面倒見が良く、確固たる信念を持って行動する様子がイベントやストーリーで垣間見ることができる。'17年実装当初から『ジン』を待ち続ける様子が随所に描かれていたが、当の本人は一向に登場せず。3年もの月日が経ち、ようやく再会を果たした。
アビリティ『アサルト』を生かすことで強力なダメージを与えることができるアタッカー。自身のスキル効果によりアサルト発動条件となる状態異常(暗闇)付与が可能なために使いやすいことも特徴である。実装から3年以上が経過するもアビ調整が2回入ったこともあり、今でも一線級の戦力を誇る、初心者から上級者まで広くオススメできるキャラである。
キャラ考察記事には非常にマニアックなデータまで記載しています。それぞれの目的に応じて必要な情報を見て貰えれば幸いです。本記事が第1号ということもあり考え方について詳しく紹介しています。またステータスのチェックポイントについても後ろの方に載せておきました。気になる方はそちらもご覧下さい。結果として非常に長文となってしまいました。。が、頑張って書いたので読んで頂けると大変うれしいです。
1. ステータス
1.1. ステータス:基本情報
1.2. ステータス: アビ/ボード
ムゥは如何にアサルトを継続するかがポイントとなる。
敵の耐性に応じて、アサルトと相性良好な毒・暗闇を付与できるキャラを編成し、ムゥの高火力を最大限に生かしていきたい。
<強い点>
・アサルト2, ボードアサルト
・スキルで暗闇付与が可能。成功率はそこそこなので過信は禁物
・数少ないLS『魔帝の乱舞』持ち。アリーナでは重宝される
・実はセーフティパワー持ち。HP50%以上を維持したい所
・SP要検討キャラである。詳細はレガリア装備の考察を参照。
<苦手な点>
・ガッツ/リバイブを持たないため沈みやすい
・アサルトに依存した火力のために仲間キャラのサポートがほぼ必須
・当然ではあるが、苦手属性である木属性相手には火力が出にくい
2. レガリア
2.1. レガリア装備の考察: SP上昇率の分岐点
スキチャ・・・レガリア『スキルチャージ』。SP上昇率を上げるレガリアの総称としても使ったりする
ムゥはスピードが68と割りと早い部類のため、戦闘開始直後にチェイン数10未満のまま攻撃を重ねることが多くなり初回のスキル溜めに攻撃を3回必要とする課題に直面する。
<戦闘開始直後から2回攻撃でスキル溜めする方法>
①所属レルムボーナスを活用
②レガリア『魔書ゲーティア』を装備
③アビ『フェイバー』持ちを編成し、 SP上昇率が+24.1%以上となるようにスキチャ系レガリアを装備
基本的には①を考えることになる。②については数少ない『魔書』をムゥに装備させる程のメリットが無いため非推奨。③の場合『サタナ』を同時編成することで1回攻撃溜めが可能となるメリットも生まれるため検討の余地あり。ただし貴重なレガリア枠を複数使ってまで固執すべきかというと筆者としては懐疑的である。詳細は後述
2.2. レガリア装備の考察: スピード系
スピード系のレガリア検討ではアリーナ以外での戦闘を想定しています
<スピードを優先すべきキャラ>
①スキル発動時のバフ/デバフ効果が優秀
②他編成キャラに比べて著しくスピードが遅い※
※感覚的には60~70ぐらいが狙い所
ムゥのスキル効果には暗闇付与があるが、暗闇付与のためにスピードUPするメリットは少ない。理由は2つ。1つは暗闇は敵付与時から3ターン(敵が1回攻撃する度にターンが減る)継続するのだが、ムゥは比較的に素早く、戦闘開始時を除けば基本的に2回攻撃でスキル溜めが可能なために、無理して攻撃回数を増やさなくても暗闇状態を維持できるから。もう1つはそもそもムゥの暗闇付与率がそれほど信用できないということ。
2.3. レガリア装備の考察: クリティカル系
<補足: クリティカルの考え方について>
クリダメ・・・クリティカルダメージ
クリ率・・・クリティカル発生率
ムゥのレガリア装備を考える際に一番悩むポイントがクリティカル系である
ラスピリはクリダメを稼ぐことが戦いの基本でもあるので詳しく説明していく。
クリティカルが発生した際にはクリダメ上昇分だけダメージに乗算される。先述の『アサルト』等とは別枠※で乗算されるために効率が良いことも特徴である。
※イメージ: (素の攻撃力) ×(1+攻撃UP[%])×(1+ダメUP[%])×(1+クリダメ[%])
↑あくまでイメージです。正しくはないです
また基礎となるクリダメが小さい程、上昇効果が大きくなる。下記のグラフはあるキャラと比較した時のクリダメ上昇率に対するダメージ割合の上昇量を示している。仮にレガリアで+100%分上昇した場合だとダメージ割合効果が30%(0.3)も異なってくる。元々クリダメ上昇率が低いキャラには積極的にクリダメ系のレガリアを装備すると良い。
とはいっても各種レガリアの上昇効率を加味すると、アタッカーには(イレギュラーレガリアを除けば)クリダメが最適なことがほとんどなので、あまり深く考えたくない人はとりあえずクリダメを装備すると良い。
ムゥはアビ/ボードにクリダメ系がゼロのためにクリダメ上昇効果が大きいのだがクリ率もゼロなことが大きな課題となる。クリ率の理想は100%(必ず発生)だが、ムゥの場合は何も対策をしないとコンボ効果+30%分だけであり、期待値で考えるとクリダメ効果が目減りしてしまう。以下にクリ率とクリダメを上昇する方法を示す。
キャラによってはレガリア『クリティカルレート』や『スピリット』を使った微調整で済むこともあるのだが、理想まで70%上昇が必要なムゥにとっては付け焼刃としかならない。
そのためムゥの基本方針は仲間キャラのLSやギフトシャープを活用してクリ率を底上げしつつクリダメ系レガリアを装備。クリ率100%に拘る場合はクリ率系のレガリアも装備となる。
100%にするかは完全に好み。筆者はキャラによってスタンスを変えてます
2.4. レガリアに関するまとめ
ここまで読んでくれた人は何となく察したと思うが、効果量の大きいクリダメを装備したいけど、その前にクリ率を何とかしないといけないというのがムゥのレガリア事情となる。しかしクリ率を何とかしようとなると、付け焼刃のレガリアだけではどうしようも無く、結果として編成を加味した検討が必要となる。ということで下記に編成を加味したオススメのレガリア装備を紹介しようと思う。
ムゥはレガリア検討が極めて難しいキャラです。ほとんどのキャラはすぐに決まるので、そんなに気張る必要はありません。
3. オススメのレガリア装備とキャラ編成
主にギルドレイド(ギルレ)を想定している
【注意】ここではオススメのレガリア装備を紹介するために、題材となる編成を組んでいるだけであり、決してベストな編成ではないということはご理解下さい
3.1. 基本形: LSとギフトシャープでクリ率を確保
・役割: 代替キャラを探す際の参考
No.09・・・LSに水属性orブラッドレルムのクリ率UP
ルルナ・・・アビリティにギフトシャープ
・代替レガリア: オススメレガリアの入手難易度が高いため適宜入れ替え
優先順位は『クリティカルレート』→『クイック』
仲間キャラによってクリ率+50%稼ぎつつ、自身にクリダメ系中心のレガリアを装備することで高火力を出す編成。No.09の場合は高確率で暗闇付与できるためアサルトを発動させやすいメリットもある。
3.2. 初心者向け: ジャマーを活用してアサルト常時発動
・役割: 代替キャラを探す際の参考
イル・・・高確率で暗闇や毒を付与可能
※敵の耐性に応じて適切なキャラを選ぶ必要あり
特に初心者にとってはアサルトを発動させるだけでも十分な火力が出るので上記編成がオススメ。この際のレガリアはクリ率UPを意識すると良い。ムゥはアサルトさえ発動していれば全キャラ屈指の火力が出るということを覚えておくと良い。
3.3. 上級者向け: 1ターンスキル溜め編成
・役割: 代替キャラを探す際の参考
No.09・・・LSに水属性orブラッドレルムのクリ率UP
ルルナ・・・アビリティにギフトシャープ
フラウ&マオルフ・・・アビリティにアクアフェイバー
サタナ・・・スキルの侵焔付与。代替不可
前述のとおり筆者はムゥに対してスキル溜め短縮のために複数のレガリア枠をスキチャ系で埋めることには懐疑的である。理由は少しでもクリ率/クリダメを稼ぐ必要があるからなのだが1個で達成できるなら話は別である。ムゥは『フェイバー+侵焔状態』ならばSP+24.1%以上で1回攻撃でスキル溜め可能であり、デビルセフエナB4+7装備で実現可能である。サポーターを2体も入れるなんて信じられないと思う人は多いだろうが、ギルレで1500万ダメージ以上を目指すような超上位層でない限り、2体編成はありだと筆者は思ってる。
3.4. ラビュリントスレガリア構成(20年12月8日追記)
'20年12月4日に開始した新イベント『レベルⅥ浄滅戦』で入手可能なレガリア『ラビュリントス』(以降ラビュレガリア)によって、アサルト所持キャラの環境が一変した。
このレガリアは『状態異常付与率+5.6%』『状態異常時クリ率+15.4%』に加え、上記潜在効果と呼ばれる効果をランダムで4つ付けることができる。この中にある『状態異常時クリ率+10%』に注目頂きたい。全ての枠をこの効果にすることで敵が状態異常時限定ではあるがクリ率+55.4%となり、今まで編成に制限が付くほど苦しめられていたクリ率事情をこのレガリアによって全て解決することができる。
<潜在効果の比較: ダメUP/クリ率UP>
上記表は、実戦環境※の中で潜在効果の割合(状態異常クリ率, 状態異常ダメUP)に対する通常ダメ, スキルダメの変化を比較したものであり、グラフはその中でスキルダメージを抜き出したものである。
※大きい所ではギフトパワフルパワー編成入り及びLS攻撃中UPx2
この結果を見て頂くと分かるが、ラビュレガリアの潜在効果については全て『状態異常の敵へのクリティカル発生率+10%』に振った方が良い。
当然、ギフトシャープ持ちを編成入りした場合と比べると、ムゥ単体の火力は落ちるのだが、ラビュレガリアによって、今までならギフトシャープ持ちを編成入りさせていた1枠が空くために、そこに高火力キャラ等を採用することでパーティ全体の火力を上昇することが可能になる。また上記編成/レガリア装備時だとムゥは1回攻撃でスキルが溜まるために高ダメージを叩くことが出来る。
※潜在効果については様々な側面が絡み合うため慎重に考えること。
4. 詳細
マニアックなデータ分析。好きな人は参考にしてください。
※筆者が数十回の戦闘で得られたデータを元に推定したものであり、正確なデータとは限りませんのでご注意ください。
4.1. 詳細分析: ダメージ倍率
ダメージ計算時に用いる補正係数の検証結果。20~30戦から集計したデータからの推定値であり多少の誤差が含まれていることにご留意下さい。
ムゥのスキル攻撃によるダメージは通常攻撃の2.5倍となる
4.2. 詳細分析: ダメージの比較
同じ水属性の高火力アタッカーである『和服ワルキューレ』と比較
両者とも癖のあるキャラではあるが上手く使いこなせばトップクラスのダメージを出せる。ギフシャ前提のためにややムゥ有利の土俵ではあるもダメージ比較をすると和服ワルキューレの方が優れる結果となる。もしムゥを性能面だけ見て最前線で採用しようと考えている場合、編成やレガリア構成を含めてより深く検討する必要がある。
5. 補足:ステータスのチェックポイント
1回目の考察記事ということもあり、ステータスをどのように見ていけば良いかを紹介。本補足はこれから強くなりたい人向けの説明です。専門用語を多数使っていることもあり、始めの頃はスラスラ読めるものではない気がしてますが、少しでも参考になればと思いながら書きました。
ステータス表記は最大覚醒+ボード開放済みを前提としている
以下に各ステータスのチェックポイントを説明
※スキルについては、あまりに考える項目が多いため割愛。
気が向いたら記事にします(多分そんな時は一生来ない)
6. 最後に
他ゲームの攻略サイトを見ていた時に、非常に見やすく、そのゲームが大好きなことが伝わる個人サイトがありました。ラスピリにもそういうサイトがあっても良いんじゃないかと思い、今回の記事を書きました。
筆者は『好きなキャラを最前線でも活躍させたい』をモチベにラスピリを楽しんでいます。ガチ勢とは視点が違っていることも多々あります。『このキャラはそんなに強くないだろ』と不快に思われる方もいらっしゃるかもしれませんがご容赦下さい。
ムゥを第1号に選んだ理由はお気に入りのキャラだからではあるのですが、過小評価されている印象を受けていることも大きかったです。ちょっと難しいキャラなことは事実です。でもちゃんと考えれば光るキャラです。そういうキャラはまだまだ沢山いますので、これを機に好きなキャラについて見直してみることをオススメします。
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