脳卒中患者の更衣動作に一工夫してみた
今日は脳卒中後(視床出血)の片麻痺の患者(以下A氏)さんを紹介する
左片麻痺、BrsALLⅣレベル
特に上肢〜手指に関しては、表在感覚重度鈍麻、深部感覚中等度鈍麻を呈しており
運動時に上肢測定障害により、上肢操作拙劣
大まかに情報はこれぐらいだ
今回は、ADLの中の更衣場面を見る機会があったため一つ紹介していく
更衣動作に対して、A氏の主訴
「ボタンが閉められないんだよ」
※あらかじめ説明しておくが、くりこの働く病院では朝、夕に着替えをリハビリで行っている
また、上衣に関して病院からの貸し出しはボタン付きの服しか無い
話を戻す
A氏の主訴の通り、上衣の袖通しは麻痺側からスムーズに行えているも、ボタンはとめられていない
何度か自力でとめようとしなんとか一個とめられたが、腕の疲労感は半端ない
実用性は乏しく介助下でやるしか他ない状況だった
詳しくまとめると...
そこで一つの方法を提案
それは
"ボタンをとめてからかぶる"
方法だ
上衣に袖通しする前にボタンをとめてしまうのだ
(ちなみにかぶりは問題なし)
この方法へ変更したことでの変化をいくつかあげよう
このように、
ボタンがとめられるようになったことで、着替えの時間が短縮し、本人の満足感も得られる結果となった
他にも更衣動作に関してはさまざまな工夫を作業療法士のみなさんはしてきたと思う
今回のようなアイデアも当たり前に実施してきた方もいるだろう
改めて何がどのようにいい結果へと導かれたかを考察できる良い機会となり、読んでくださった方にも考える機会となれば幸いだ
今日も1日お疲れ様でした🍵
豆苗日記
夜に写真を撮り忘れ、朝の写真となりました😅
明日で7日目
食べごろはいつなのだろうか...?