臨時休校中に家庭でできる学習を考える

コロナウイルス感染対策で、全国的にほとんどの学校が休校となりました。休校になっても、家で一緒に過ごせる大人はいない、突然学校が終わってしまったけど、学習面では何をすればいいの?と不安な保護者も多いと思います。

留守番ができるのだろうか、勉強を教えられない、家でどう過ごす?そういった疑問に少しでも答えられたらと思います。疑問点などありましたら、寿限無のTwitter(@momo26767302)にご連絡ください。


留守番について

祖父母や児童館などに面倒を見てもらえればまだいいものの、そういう手配も難しい家族もあるでしょう。
留守番するときの注意事項、うまくいくかもしれない方法を紹介します。(あくまで一例です。何かあっても責任はとれません。すみません。)

ポイント1
子どもにとって安全な場所の確保を。危ない物は子どもの手の届かないところへ片づけるといいと思います。大人の目の届かないところで、好奇心のあまり、また気が大きくなってうっかり「やらかしてしまう」子どもは多いです。また、何かあったときに子どもだけで対処できずに事態が大きくなってしまうことも考えられます。危険だと分かっているものはあらかじめ片づけておく、使わない約束をしておくのが吉です。

ポイント2
約束ごとを決めておく。全ての危険を予測し、回避できるとは限りません。大人のいない〇時~〇時は遊んでいていいから、帰ってきた◇時~◇時に一緒に勉強しよう。など子どもに譲歩する形で約束をし、安全をつくった環境で過ごしてもらえるようにするといいと思います。必ず約束を守ってくれるとは限りませんが、約束を決めておけば、子どもにとってはずっと見通しが持ちやすくなります。
また、万が一に備えて、事故やケガが起きた際に、「お隣さんに助けを求める」などの約束をできれば少しは不安も軽減できます。


学習について

急にこんなに長期間休みにされても勉強の面倒を見切れない・・・勉強しなくて本当に大丈夫なの・・・という話を耳にします。

ポイント1 教科書を見る 
お子さんの普段のノートや教科書を見てください。どういう考え方をして問題を解けばいいのかのヒントがあるはずです。教科書で会話式に書かれている部分や、ノートに「めあて」や「学習課題」として書かれていることが多いです。問題を解くために理解すべきことを共有できれば、一緒に考えていくことができます。

ポイント2 「学校ではどうやった?」
やり方は何種類か知っているけど…という問題に出会ったとき、子どもさんに「学校ではどうやった?」や「授業で習ったのはどんなやり方?」と聞いてみてください。自然と授業で習った方法を話してくれる子どもが多いです。答えてくれない時は、こういう考え方と、こういう考え方があるんだけど・・・と具体例を示すのもいいと思います。

基本的に、学校での授業内容は「学習指導要領」に基づいています。しかし、数年に一度方針が変わるものですし、学校や学年によっても進度はさまざまです。(他の教科との連携で組み込んだり、方針の改定によって従来とは違う学年で取り組むことになったりと・・・)
絶対やらないといけない!というものはないと思いますので、今年の教科書はこの辺まで書いてあるな。というのを目安にするといいと思います。


生活リズムについて

学校がお休みになることで、子どもたちは羽根を伸ばし、ゲームし放題だ!となる子どももいるでしょう。学校があれば、学校に行けば勉強をする、という流れができやすいです。しかし、家にいるとどうしてもダラダラしがちになると思います。

タイムスケジュールをつくる
留守番に関する項目でも書いたのですが、「約束事項」を事前に決めておくのがいいと思います。
 平日は〇時~〇時は好きな遊び、
 ゲームや動画は〇時間まで、
 宿題は○○の後or宿題してからゲーム、など
できるだけルールは細かい方が子どもがなんとなく過ごすのを防げると思います。
また、せっかく学校がないのですから、普段よりゆっくり目でも構わないと思います。(ご家庭の事情に合わせてください)子どもは少し譲歩するだけで、大人が思う以上に嬉しかったりするものです。


急なことで対応に困ることもあるかと思いますが、参考になれば幸いです。
具体的な学習ポイント(低学年向け)、おススメの知育ゲームや勉強動画については別の記事、Twitterのリツイートで紹介したいと思います。

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