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巡礼について~私が過去にめぐった巡礼

みなさまこんにちは。
いかがお過ごしでしょうか。

外は冷たい風が吹き荒れておりますが…
私は自室で、ファンヒーターの側でパソコンに向かっています。
ああ極楽(笑)

さて。
今日は「巡礼」について、書いてみたいと思います。
(すみません長いです)

巡礼とは

巡礼について、細かく書くときりがないのですが…
有名なのは、四国八十八か所のお遍路ですね。

弘法大師空海にゆかりのある、四国のお寺を88か所にもうで、御朱印をいただくのが四国八十八か所めぐりです。

また、観音菩薩にゆかりのある、関西の33か所に詣で、御朱印をいただくのが西国三十三か所巡礼。

関東では、室町時代後期に秩父札所三十四ヶ所観音霊場が定着していたといわれています。

また、鎌倉を出発地に、関東7県(神奈川県・埼玉県・東京都・群馬県・栃木県・茨城県・千葉県)各地の観音霊場をめぐる「坂東ばんとう三十三観音」という巡礼もあります。

比較的、歴史の新しい霊場もあります。
例えば、新西国霊場。

新西国霊場が誕生したのは、昭和七年(1932年)、大阪時々新報、京都日日新聞、神戸新聞を母体とした三都合同新聞社が、近畿二府四県(大阪・和歌山・奈良・京都・滋賀・兵庫)の寺院の中から、わが国仏教の始祖聖徳太子の"和の道"と、平和な世界建設を基調に、信仰と健全な探勝行楽を兼ねる巡拝コースとして、一般読者の意見を中心に選定されたものです。

新西国霊場HPより

新西国霊場の札所になっているお寺は、新聞の読者による投票なんだとか。
つまり、庶民に選ばれた「庶民のための巡礼」ということですね。

ほかにも、「関西花の寺」や、もっと気楽な「七福神めぐり」などもあります。

要は、「決まったお寺に詣で、御朱印をいただく」のが巡礼ということなのです。
すべての札所(お寺)の御朱印がそろうと、めでたく結願《けちがん》となります。
※「満願まんがん」ともいいます。

日本全国の「霊場」を探すには、「御朱印マップ」というアプリがあると便利です。
日本各地の霊場と地図、詳細情報が一発でわかるアプリです。

(iPhone版)

(Android版)

私が過去にめぐった巡礼

大和七福八宝霊場

人生で初めてめぐった巡礼が、奈良県の七福神+大神神社おおみわじんじゃの三輪明神をめぐる大和七福八宝霊場です。

西国三十三か所

大和七福八宝霊場を結願して、次にめぐった霊場です。
こちらは掛け軸を購入し、そちらに御朱印をいただきました。
結願寺けちがんじである、華厳寺けごんじで最後の御朱印をいただいた時は…
すさまじい達成感がありました。

西国四十九薬師やくし霊場

西国三十三か所結願の「達成感」に病みつきになった私と夫は、次に「薬師霊場」をめぐりました。
西国各地の「薬師如来」をめぐる巡礼です。

薬師如来、いわゆる「お薬師さん」は、病気を治す仏様です。
また、心身の健康を祈る仏様でもあります。

西国薬師霊場は、近畿二府四県のあちこちに散らばっていて…
結願するまで、なかなか大変だったことを覚えています(笑)

近畿三十六不動尊霊場

私は、年末の12月28日に生まれました。
28日といえば、不動明王の「ご縁日」となっています。

12月28日は、そのご縁日の中でも「終いしまい不動」と言い…
1年の総決算ともいうべき日なのです。

自分の生まれた日が、終い不動の日であることを知ったのは、10代後半ごろだったと思います。
以降私は、お不動さんにどこか親しみを覚えながら、生きてきました。

その「お不動さん」の霊場があることを知ったのは、薬師霊場めぐりをしている途中でした。

「お不動さんの霊場あるんや…これは行かなアカンやろ」

と思い立ち。
薬師霊場巡りのあと、近畿三十六不動尊霊場を結願しました。

ちなみにトップ画像は、近畿三十六不動尊霊場・第三十三番札所である「犬鳴山いぬなきさん七宝瀧寺《しっぽうりゅうじ》にある「行者の滝」です。

行者の滝

七福神霊場

語呂合わせ、と言ってしまえばそれまでなのですが。
夫は5月7日が誕生日です。
ゆえに、「七福神にご縁がある」と誰かに教えられたそうで…
関西の七福神も、大和七福のほか、2カ所めぐりました。

南海沿線七福神は大阪府大阪市・堺市・貝塚市・泉南市・和泉市・泉佐野市の寺院社を巡るコースです。
御朱印専用の色紙があります。

淡路島七福神もお参りしました。
こちらは、大阪からなら日帰り(車)で七福神を一気にめぐることができます。
専用の御朱印色紙があります。

高野山には、しょっちゅう行くのに…
なぜか今年まで気に留めなかった、高野七福神。
今年の夏、結願しました。

高野七福神は、4カ所のお寺で結願することができます。
こちらも、専用の色紙があります。

新西国霊場

今年の8月から9月にかけて、新西国霊場に詣でました。

近畿三十六不動尊霊場を結願した後、しばらく巡礼には出てなかったのですが…
七福神を巡ったりしているうちに「久しぶりに長めの巡礼に行くか」と夫が言い出しました。
で、色々相談した結果、めぐったのが新西国霊場です。

こちらも、西国三十三か所霊場と同じく、観音菩薩をめぐる巡礼となっています。
夏の暑い時期…
大量の汗をかきながら、ひたすら参道の石段を上ったこともありました。

現在

新西国霊場を結願した後…
やはり結願の達成感が、病みつきになってしまった私と夫(笑)

「どうする?」
「またどっか霊場行く?」

色々相談した結果、今ふたたび近畿三十六不動尊霊場をめぐっております。
第一番札所である、四天王寺にお参りしたのが、11月28日。
これまた、お不動さんのご縁日でした。

なぜ、ふたたび近畿三十六不動尊霊場をめぐることになったのか。
前回めぐっていた時、京都山科やましなにある札所・岩屋寺の方に、

「お不動さんは3度詣でると良い」

と聞いたのを思い出したからです。

なぜ3度なのかというと…
1度目は、先祖を供養するため。
2度目は、自分のため。
3度目は、来世(自分の子孫)のため。

と、いうことなんだそうです。
なるほどなるほど。

「こうなったら、お不動さん3回まわるか!」

と、いうことで。
ふたたび、めぐることになりました。
あと8か寺で結願を迎えます。

現在の不動尊霊場を結願したら…
また1から、不動尊霊場をめぐる予定です。

なぜ巡礼に行くのか

ひとつは、結願の達成感を味わうためです(笑)
(何と不謹慎な)

それはさておき。
私はもともと、寺社詣でがとても好きです。
これまで、ヒマさえあればどこかの寺社に詣でてきました。

そうなると…
自分の知っている寺社にしかお参りしないんですね。

ですが、巡礼となると、お参りする寺社が決まっています。
必ずお参りしなければならないのです。

ということは、自分がこれまで知らなかった寺社にもご縁をいただき、お参りするわけです。
札所によっては、山深い中にあったりします。
カーナビで目指しても、迷うことが少なくありません。

また、お寺のお坊さんにお話を聞いたり…
お寺周辺や、境内の素晴らしい景色を見たり。
それらは、すべて自分にとって「良いこと」なのです。
道に迷ったりするのも、ひとつの思い出です。

現在、近畿三十六不動尊の2巡目ですが…
それとて、「前回はこんなことがあった」「あれ、こんなお寺だったっけ?」などと、夫と言いつつお参りしています。

要は、色んな「ご縁」をいただくため。
仏さまとの仏縁であったり、人とのご縁であったり。
あるいは、境内でくつろぐ猫様とのご縁であったり。

今年はもう終わりですが、年が明けたらまた、巡礼に出ます!!
そのあたりの記事も、ぼちぼち更新していこうと思っています。

…すみません、本当に長くなりました。
ここまで読んで下さったみなさま、ありがとうございます!

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中岡 始
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