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東京から長野に移住したエンジニア。 読書記録と思考整理など。

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  • My本棚

    読んだ本の要点まとめ記事です。

  • 読書記録と思考記録

    本の内容に関する思考整理の記事です。

最近の記事

【My本棚】イシューからはじめよ

1. 要点を「紙1枚」で2. どういう意味?1. イシューとは、知的生産のゴールである。  価値ある仕事をするためには、価値あるイシューを見つける必要がある。 価値あるイシューは次の特徴を持つ。 本質的である|表面的対処ではなく、問題の解決に真に寄与する。 深い仮説にもとづいている|検証すべき問いがしっかりしている。 答えを出すことができる|現在取り得る手法を用いて解決できる。 2. 解くべきイシューを特定し、明確に言語化(仮説立案)する。 イシューに対する仮

    • 【My本棚】「紙1枚!」読書法

      1. 要点を「紙1枚」で2. どういう意味?1.「働く」とは、「傍」を「楽」にすること。  他者貢献が働くことの本質である。 すなわち仕事に活かせる読書とは、他者に貢献できる読書である。 2.「紙1枚」にまとめることで深く読める=活かせるようになる。 自分の問い(読書の目的)に答えてもらうように読む。 目的が達成できれば全ページ読む必要はない。 3.「紙1枚」と他者貢献の積み重ねが自信と他信につながる。 他者に貢献し続けると、自信と他信(他者からの信頼)が生ま

      • 【My本棚】性格とは何か

        1. 要点をひとことで 性格は「環境」の影響を強く受ける 2. そもそも性格とは何か? 性格 = 後天的な個人差 先天的な個人差は「気質」 ビッグ・ファイブ 学術的に有名な性格特性分類 開放性、外向性、協調性、勤勉性、神経症傾向 性格特性の強さは環境に大きく影響される 天(時代)・地(地域)・人(人間関係) 環境が変われば性格特性も変わる 3. この知見はどう活かせるか? 性格は変えられる 身を置く環境を変える 自身の行動を変える 性格に対する評

        • 【My本棚】[エッセンシャル版]マネジメント - 基本と原則

          1. 要点をひとことで 組織 "全体" の成果を最大化することが「マネジャー」の役割である 2. なぜこうまとめたのか? マネジメント = 組織の成果に貢献する責任を持つこと マネジャー = 組織全体の成果を最大化する責任を持つ者 マネジメント ≠ マネジャー マネジャーは組織 "全体" の成果を見る必要がある 3. マネジャーの仕事とは何か? 目標設定と評価 組織の成果に結びつく目標を設定する 定量的/定性的に目標の達成度を評価する 組織運営 現在と

        【My本棚】イシューからはじめよ

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        • My本棚
          22本
        • 読書記録と思考記録
          7本

        記事

          【My本棚】世界一流エンジニアの思考法

          1. 要点をひとことで Be Lazy & Fail Fast であれ 2. どういう意味か? Be Lazy:最小の労力で最大の成果を上げる工夫をせよ Fail Fast:早く失敗し、その経験を学び・成長の糧とせよ Be Lazy & Fail Fast ができるだけの努力を続けよ 3. なぜこの思考法が重要なのか? Be Lazy 会社は労働時間ではなく成果に対してお金を払う 故に、短い労働時間で高い成果を出せるほうが優秀である Fail Fast

          【My本棚】世界一流エンジニアの思考法

          【My本棚】一勝九敗

          1. 要点をひとことで 失敗の直視 → 分析 → 改善を短サイクルで回し続けよ 2. なぜこのサイクルが大切なのか? 失敗を直視しないと傷口を広げる一方 分析無しの場当たり的な対応では意味が無い 早い失敗=小さな失敗 → 改善のチャンスが何度もある 3. このサイクルを回すためには何が必要か? 自己客観視 自分の状況を適切に把握する 失敗とわかったら素直に認める 真因分析 失敗の原因を考え抜く 原因に対する適切な対策を考え抜く 即実行 対策を実行し

          【My本棚】一勝九敗

          【My本棚】私の財産告白

          1. 要点をひとことで 経済的・精神的豊かさのカギは「職業の道楽化」 2. なぜ「職業の道楽化」が大切なのか? やらされる → 進んでやる ことで、楽しさ(精神的な豊かさ)が得られる 仕事が世間に認められることで、お金(経済的な豊かさ)が得られる 職業の道楽化 → 経済的・精神的自由 → 人生の最大幸福の達成 3. 「職業の道楽化」のためには何をすべきか? 自分の本業本務をまっとうする 本業本務に関係ない脇道に逸れない ただし、本業本務の糧になる副業は大いに

          【My本棚】私の財産告白

          【My本棚】ゲゲゲのゲーテ

          1. 要点をひとことで 水木サンはゲエテの生き方そのものに憧れていた 2. なぜ水木サンはゲエテに憧れたのか? ゲーテは「大きい」「頼りになる」 「ゲーテは人生をじっくりと味わった言葉ですよねえ。」 ゲーテの言葉 「人はただ自分の愛する人からだけ学ぶものだ」 3. 水木サンの成功哲学は? 楽しめること以外はするな 道(≒ 楽しめること)を選んだらひたむきに努力せよ ゲーテの言葉 「有用な仕事に力を集中して、君にとってなんの成果にもならぬこと、君にふさわし

          【My本棚】ゲゲゲのゲーテ

          【My本棚】ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則

          1. 要点をひとことで 自社の注力領域の発見と徹底した戦略実行が GOOD to GREAT のカギ 2. GOOD to GREATのポイントは? 第5水準のリーダーの存在 自社の注力領域の発見 徹底した戦略実行 3. なぜこの3つがポイント? 第5水準のリーダー 自分に謙虚:自分の成果を誇らない 仕事に対する強い意思:成すべきことを淡々と実行する 自社の注力領域の発見 Will:情熱を持って取り組める仕事であること Can:世界一になれる領域である

          【My本棚】ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則

          【My本棚】Search Inside Yourself

          1. 要点をひとことで 毎日少しのマインドフルネスを習慣化すると世界を幸せにできる 2. マインドフルネス実践のポイントは? 毎日少し(1呼吸だけでも)でOK 姿勢も自由でOK 自分の「外」にも意識を向ける 3. なぜこの3つをポイントにする? 実践第一 負担感なく習慣化することを目指す 座っていても動いていても実践できる 座:自分の呼吸や身体の状態に注意を向ける 動:自分の一挙手一投足に注意を向ける 幸せを伝播させる 自己 → 他者 → 組織 へと

          【My本棚】Search Inside Yourself

          【2023年11月】読書記録と思考記録(番外編)

          我々には公開とつながりを選択する責任がある2017年に公開された映画 “The Circle” を観た。 “Circle” という世界規模のSNSで生活のすべてを公開した主人公がどのような決断に至るのかを描いた作品で、「いいね!」と引き換えに訪れるプライバシー皆無の生活にはかなりゾッとさせられた。 それと同時に、Google, Amazon, Microsoft など、さまざまなアカウントにプライバシーの多くを預けている現状の恐ろしさと危うさを痛感させられた。 作品を観な

          【2023年11月】読書記録と思考記録(番外編)

          【My本棚】「伝える前」が9割

          1. 要点をひとことで ロゴス/パトス/エトスを駆使して「伝える前」の準備をせよ 2. どういう意味? 「伝える時」の伝え方を磨くだけでは不十分 「伝える前」にしっかり準備することでスムーズに伝わる 伝わるための3要素(ロゴス/パトス/エトス)が事前準備のカギ 3. なぜロゴス/パトス/エトス? ロゴス(理解):アタマで分かるように伝えることができる パトス(共感):ココロに響くように伝えることができる エトス(信頼感):カラダが動く(腹落ち)ように伝えるこ

          【My本棚】「伝える前」が9割

          【My本棚】How Google Works

          1. 要点をひとことで 自由な発想でユーザーファーストなプロダクト/サービスを創造せよ 2. GoogleとAmazonの共通点は? ユーザーファースト ユーザーの利益を最優先に考える 判断基準は常に 自社の利益 < ユーザーの利益 最高の人材を採用する 採用は最も重要な仕事である 企業文化を重視する スマート・クリエイティブの文化(Google) Our Leadership Principles(Amazon) 「らしさ」を基準に仕事をする 3.

          【My本棚】How Google Works

          【2023年07月】読書記録と思考記録

          真の多様性尊重は対話の先に実現される朝井リョウの『正欲』を読んだ。 「これは共感を呼ぶ傑作か?目を背けたくなる問題作か?」のあおり文のとおり賛否両論ありそうな作品だが、「多様性」という言葉の氾濫・過大評価に対する疑問と問題提起が本書の主題であり、今の時代に必要な作品だと感じた。 同時にこの作品は、多様化の時代に個々人のコンテクストの「ずれ」とどう付き合っていけばよいのか、という迷いに対する一つの提言であるように思えた。 コンテクストの「ずれ」とは、平田オリザの『わかりあえ

          【2023年07月】読書記録と思考記録

          【My本棚】わかりあえないことから

          1. 内容をひとことで コミュニケーション能力 = コンテクストの「ずれ」を理解し共感する能力 2. どういう意味か? コンテクスト 言葉の背後にあるイメージや考え方 個々人で微妙に「ずれ」ている まずは相手のコンテクストを受け入れる 「ずれ」があることを自覚しておく 相手が真に求めていること(Why)は何かを理解しようとする 理解・共感 ≠ 同情 自分のコンテクストと共通する部分を見つける 共通部分を徐々に広げていく 3. なぜこの能力が求められてい

          【My本棚】わかりあえないことから

          【My本棚】正欲

          1. 内容をひとことで 他者と正欲を共有できることが、人をこの世界につなぎとめている 2. どういう意味? 正欲 「社会的に正しく在りたい」「マイノリティになりたくない」欲求 人はみんな不安を抱えて生きている 自分が正しいかどうか、マジョリティかどうかを常に確認したい 例)性的嗜好の共有と異常性癖への嫌悪 孤独になることに恐怖と絶望を感じる 関連)エーリッヒ・フロム『自由からの逃走』 https://note.com/hajimebooks/n/n5d5e

          【My本棚】正欲