ThinkPad X1 Carbon Touch(1st Gen 2013年1月)に ChromeOS Flexを入れて使ってみた。気に入りました!
長年愛用してきた ThinkPad X1 Carbon Touch(3444CUJ)。新型コロナの在宅ワークに備えて新しいノートパソコンを購入してからは、Windows10のバックアップ機として使わずに置いていたのですが、Windoww11を使用するためにマシンを買い足したので、ChromeOS Flexを入れて現役復帰してもらうことにしました。
マルチタッチ画面がちゃんと使用できるので、ミッドレンジの Chromebookとして復活した感じです。
先に ChromeOS Flexを入れて使用していた ThinkPad X1 Carbon (1st Gen 2012年8月)は、Ubuntuを入れて使うことにしました。
Windows リモート デスクトップは、Xtralogic RDP Clientを使っていますが、Linuxの Remminaも試してみました。
ThinkPad X1 Carbon Touch(1st Gen 2013年1月)
10年前に発売された Windows 8のマルチタッチ操作に対応したノングレアタイプの14型ワイド液晶(1600×900ドット)を搭載したUltrabookです。CPUが「Core i7 3667U」、メモリーが8GB DDR3、ストレージが240GB SSD。
Lenovo ThinkPad X1 Carbon 1st Genの、ChromeOS Flexサポートは、2025年に終了予定です。
ChromeOS Flexのインストール
Chromeブラウザーでインストール用のUSBドライブを作成し、BIOSをリセットしてから、USB起動でインストールしました。
特にトラブルもなく、ハードウェアもすべて機能します。ただし、指紋認証は使用できません。
使い勝手
画面のマルチタッチが通常のChromebookと同じ用に利用できます。キーボードやトラックポイント、タッチパッド、マイクにビデオカメラ、HDMI出力等、問題なく動作します。
ChromeOSへのログインには、指紋認証もPINも利用できず、パスワードによるログインしかできません。
キーボードの音量や画面の明るさなどのファンクションキーもそのまま使用できました。キーボードのスペースキー両側の無変換と変換キーが英数と全角かなの切替に使用できます。「カタカナ/ひらがな/ローマ字」キーは動作しません。
10年前の第3世代の 低電力Core i7 CPUですが、キビキビと動いて快適です。
Octaneスコアは約3万で、Chromebookとしては、ハイエンドの下位から、ミドルクラスの上位に入る高いスコアです。
ローエンドの Chromebookは Octaneスコアが1万レベル、ハイエンドで6万〜8万レベルです。
10年前のノートパソコンなので、14インチ16:9の画面であってもFHD(1920 x 1080)ではなく、1600 x 900ドットです
文字は大きめにして 110%の 1455 x 818ドットで使用しています。
HDMI出力はFHD(1920 x 1080)が最大解像度になります。
Phone Hubによるスマホとの連携も動作します。
F1~F10キーおよびFnキーの動作
F1~F10キーは、そのままで通常の Chromebookと同じように、例えば、音量や明るさなどのコントロールとして動作しました。
また、Fnキーと一緒に押した時は、Windowsと同様にキーの刻印通りの制御キーとして動作しました。
Windows リモート デスクトップ
Chrome拡張機能の Xtralogic RDP Clientを使っていますが、Linuxの Remminaも試してみました。
Remminaは、ターミナルから sudo apt install remmina と入れてインストールするだけで問題なく動作しました。
Linux開発環境
日本語入力
Crostini IME Supportが利用できるようになったので、フラグをオンにするだけで日本語入力が使用できます。
Chromeを起動して、chrome://flagsを開く
検索窓からcrostiniで検索する
Crostini IME Supportがあるので、これをEnableにする
Chrome OSを再起動する
不具合など
「設定」の「デバイス」、「ストレージ管理」で SSDの容量を表示しません。
Linuxのディスク割当等、SSDの使用そのものには問題はないようです。
まとめ
ミッドレンジの Chromebookとしてメモリも8GBと余裕があるので、快適に使えます。普通なら廃棄されるような年季の入ったマシンですが、それだけに気軽に持ち出して外で使えるので、至って快適に利用できています。