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dot architects『POLITICS OF LIVING』/TOTO ギャラリー間

dot architectsと家成俊勝さんと赤代武志さん

5月18日からギャラリー間(以下ギャラ間)で始まった”ドットアーキテクツ展 POLITICS OF LIVING ⽣きるための⼒学”のレセプションにご招待頂き、展示の内容を拝見してきた。

大阪の北加賀屋を拠点とした身の丈のまちづくり。毎日の暮らしと活動の延長にシームレスに繋がる、超平面系プロセスの建築。日常的なエンタメが建築に昇華されるまでが展示構成されている。ギャラリー間の展示空間を生かした構成と密度の高い展示だった。

dot architectsは大阪の北加賀屋を拠点に活動する建築設計事務所だが、事務所スタッフの興味が赴くままに、建築設計に止まらず、一人一人が様々に活動している。一応、家成俊勝(いえなり いえなりとしかつ)さんと赤代武志(しゃくしろ たけし)さんのお二人で設立した事務所だが、現在の活動は”チーム”という方がしっくりくる。

活動のスタートは神戸市のクラブでのイベント会場のデザイン。2tの鉄筋を持ち込んで結束線で組んだ空間を自主施工で行なったというのだから驚きだ。この「自主施工」というのはdot architectsの語る上で重要なポイントのひとつになっている。

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