Hajime megumi

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【短編小説】キャンプへの一考察!オートキャンプの勧め!!手抜きキャンパー垂涎

 鬱蒼とした森を抜け、愛車ハイラックス・サーフでキャンプ場に向け走る。少し雨も降ってきた。濡れた緑の匂いが、鼻に心地よい。高地に来たせいか、夏だというのに風が涼しい。  オートキャンプ場では、キャンプサイトまで車の乗り入れができる。自分の好きな場所に、自分の好きなテントサイトを作れる。愛車の横に、少し大ぶりのCOLEMAN製のドームテントを張る。ソロキャンプの時も、余裕のある4、5人用のテントを使用する。色は、お気に入りのグリーンベースのツートンカラー。インナーテントを立ち

    • 「ショートショートその3」エディミョール夫人の囁(ささや)き

      エディミョール夫人は囁(ささや)きます 「ブンジャコミャーさんは、本当はね・・」 さらに、呟(つぶや)きます 「ソルファーリン氏は、   あんなこと言っていますがね・・」 そう、エディミョール夫人は  大のゴシップ好きなんです 人の噂話が、大好きなんです エディミョール夫人のうわさ好きは、 生まれつきと聞いています なんでも、生まれてすぐに  オギャー オギャー とは泣かず ミーハー ミーハー と叫んだといいます まだ、話も出来ない頃は、 人の内緒話を聞くために その

      • 「ショートショート その2」                  その後の行方は

        #創作大賞2024 #オールカテゴリ部門#ショートショート#サーカス デミダゾール一団の その後がどうなったか 知っているかい? かつては あんなに有名だったデミダゾール一団の 行く末を? 若い人たちには、まったく 初耳であった まったく 想像すら出来なかった 遙か昔、デミダゾール一団は この州でも 有名なサーカス団だった それはそれは人気のある サーカス団だった その一団が来るのを、 子供たちは、設えた演舞場の周りで キャーキャー騒げ 恋人たちは、張られたテントの陰で

        • 自己紹介|はじめてのNote

          はじめまして。 めぐみ はじめ といいます。 初めてのNoteになりますので、簡単な自己紹介をいたします。 なんせ、文章を投稿するのは 未経験ですので 言いたいことが、うまく表現できるかどうか 不安ですが・・・  プロフィール なんと、昭和生まれの70歳台のオジンです。 生まれは、静岡県の清水になります。 その後、東京池袋 葉山 鎌倉 横浜と転々とし、延べ 13回の引っ越しをしてきました。その顛末記も、投稿できればと考えています。 現在は、いつも元気な家内と 少し引きこ

        【短編小説】キャンプへの一考察!オートキャンプの勧め!!手抜きキャンパー垂涎

          「ショートショート」        ウィングバード先生の言うことにゃ

          「自分のしたいことは何か よく考えなければだめだ!」 ウィングバード先生は、宣(のたま)います 「何をしたいか、本当に何をしたいか よく考えたことはあるのかい?」 さらに、続けます これが、ウィングバード先生の 決まり文句です 昔から、ウィングバード先生は  この決まり文句を 演壇で謳っていたわけではありません そう、昔からは・・・ あれは、先生が 初めて生徒たちの前に立ったときでした 如何にも、自信ありげで 如何にも、この世のことは すべて知り尽くしたように

          「ショートショート」        ウィングバード先生の言うことにゃ