映画レヴュー(162)「哭悲/THE SADNESS」


2021年に製作された台湾のホラー・スプラッター映画。
台湾で発見されたインフルエンザに似た感染症「アルヴィンウイルス」。
医療専門家や政府関係者は議論を繰り広げているが、政府は選挙を見据えて動かない。症状が軽いため人々も軽視している。
ところが、ある日、突然変異したウイルスによって、欲望の制御を失った人々が殺戮を始める。
台北に住むカップルが、この事態に巻き込まれた一日を描いている。
もう血みどろの暴力描写が満載で、コロナ禍を念頭に置いた作品でもある。
救いのない物語だけど、ラストまでぐいぐい引っ張られた。

哭悲/THE SADNESS

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